新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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管理者の神殿から帰宅した直哉

融合世界にあるすこやか市の花寺家・・・

 

「ただいま・・・」

 

「あ、直哉君お帰り」

 

「のどかさんラビリンと一緒に聞いてください」

 

「何かあったの?」

 

のどかの部屋・・・

 

「ええ、のどかさんとラビリン庭園での事覚えてますか?」

 

「「うん」ラビ」

 

のどかとラビリンがその時の事を思い出す。

 

「それはそうですけど・・・」

 

「まったくトワは変わってないな。確かに今回リンディさん達が行こうとした地球は、トワとレイが管理している融合世界の中の地球だからトワが動いたんだろ?」

 

「そうよ、でも私をしらなさそうだから直哉の事は言わなかったけどね」

 

「それで良いと思うよ自分を知るリンディさん達なら違う反応をしたと思うから」

 

「でもこれからどうするんですか?」

 

「とりあえずグレースは、仲間の所に戻りなさい」

 

「わかりました」

 

「そして直哉は私と来なさい。レイにも説明をして貰うから」

 

「ああ、わかった」

 

そしてグレースはトワ達と別れ特殊遊撃部隊の元に戻るのだった。

 

「ええ、今回飛鳥ちゃんと薫ちゃんのお父さんの扱いが決まったので、飛鳥ちゃんと薫ちゃんには内緒でトワとレイの所に行ったんですよ」

 

「そしたら・・・」

 

「なっ・・・トワこれはどういう事ですか?」

 

「いい時に来たわね。直哉過去の紫藤直哉が特殊遊撃部隊で貴方の影武者として、動く事になったからそのつもりでいてね」

 

「ええ――本気ですか?それ」

 

「ええ、本気よどのみち紫藤直哉が2人同時に存在したらまずいから、融合世界の直哉はこれから紫藤ではなく花寺の姓を名乗りなさい」

 

「ええ――」

 

融合世界の直哉はトワの言葉に驚いた。

 

「すまない僕の為に・・・」

 

「ああ、それは・・・気にしないで下さい。トワの突然の体制変更や、僕自身の設定変更は何度も経験してるんで良いんですけど、過去の人間と言うか僕の方が、影武者ですね」

 

そして直哉の説明が続く。

 

「つまり自分がこの世界にやって来たのは・・・」

 

「恐らくだけど、ヒミコとイヨが融合世界を守る為に、過去の世界の勢力や真宮寺直哉が現れても良いように飛鳥と薫の父親の紫藤直哉を魂状態で召喚したんだと考えられるわ」

 

「ちょっと待ってくれトワ。自分は飛鳥と薫の父親だけど何度か世界を再生したのでしょう?」

 

「したわよ」

 

「なら何故、僕は飛鳥と薫の父親の記憶と言うかその当時の魂が残ってるんだ?」

 

「それは、貴方達は死んだとしても、自動的に時が来れば復活するのよ」

 

「何だと!!なぜ自分や真宮寺直哉君にもその機能があるのか?」

 

「ええ、あるわその機能があるのは、米田健二の分身体と言う証なんだけどね」

 

!!

 

「つまり飛鳥と薫と融合世界の直哉君以外は米田健二によって生み出され場合によっては米田健二の新たな器として使われるかも知れないのか?」

 

「そう言う可能性が高いわね。今貴方がこういう形でこの世界に来てるからね」

 

「まさかと思うが、カルマや真宮寺直哉君が、遥か未来に来た事で、融合世界もその戦いに巻き込まれるのか?」

 

 

「「ええーー直哉君の名字が変更」ありえないラビ」

 

「はいこうして僕は本当の家族となりました」

 

「本当にこれで良いの直哉君?」

 

 

「いいも悪いもありませんよ。結果的に飛鳥ちゃんと薫ちゃんのお父さんが来てくれたんですから、喜ぶべきですよ」

 

 


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