「ねえ、直哉君トワさんの特訓が終わったけどどうしたらいいの?」
「ええ、それは本来の予定では特訓中にこの採掘場にビョーゲンズが現れる筈なのですが現れないので暫くここで待機ですね」
「「「ええーー」」」
「何でビョーゲンズが来ないの?」
原作世界のひなたが直哉に聞く。
「それはミズキとナナのせいですね」
「「「どういう事?」」」
「だってミズキとナナが、ダルイゼンとシンドイ―ネとグワイワルの偽物を出してたでしょう」
「「「あ、そう言えば」」」
「ですので恐らくバテデモーダも安易に動きたくないのでしょうね」
「生まれたてですから」
「「「あ、そうだった以前アースさんから聞いたあれが今なの?」」」
「はいそう言う事ですよ」
「わかりました。貴女達の決意を聞いて、私達も安心しました直哉の力を封印する物を破壊するだけに、原作世界の方に勝手について来た彼の力を借りなくて済みそうで」
!!
「「「「それってまさか」」ペン」ニャン」
「チースプリキュア」
「「「え、誰」」」
「出たわねバテデモーダ」
「もうひなたさん。自分を腫れもののように扱わないで下さいよ」
「遊ばないのよ2人共」
「ええ、何であんたのせいで怒られたよ」
「ええーー自分のせいですか?」
「アースさん。バテデモーダの恰好ビョーゲンズに似てますけど・・・」
原作世界のキュアグレースが、アースに聞く。
「ええ、バテデモーダは融合世界のビョーゲンズの1人で直哉関連でビョーゲンズに不都合な事が起きれば、彼が来ることになってるんです」
「「「「「「ええ――」」」ラビ」ペン」ニャン」
「そういう事ですから宜しくっす。ちなみにそちらの世界でももうすぐ生まれるので」
「「「「「「ええ――」」」ラビ」ペン」ニャン」
バテデモーダの言葉に再び驚く。原作世界のキュアグレース達だった。
その時の事を3人が思い出していた。
「そう言えば融合世界のバテデモーダにもあったんですよね」
「「「うん」」」
「じゃあ、何故融合世界ののどかさん達を敵のバテデモーダが助けるのかを不思議と思いませんでしたか?」
「「「それは思ったよ直哉君」」」
「「いい機会ですので言いますね。融合世界のバテデモーダの生みの親が自分だからですよ」
「「「「「「ええーー」」」ラビ」ペン」ニャン」
直哉の言葉に原作世界ののどか達とラビリン達は驚いていた。
そして直哉がその時の事を話す。
「待ちなさい。どうしてあなたがあの技を・・・と言うかあなたから霊力を持っているの?」
「「ええーーバテデモーダが霊力を持ってるの?」」
グレースの言葉にフォンテイーヌとスパークルが驚いていた。
「確かにあの桜花爛漫は、真宮寺さくらさんから教えて貰ったと言ってたわね直哉君がスパークルと私が霊力と言う物を知らなかった時に」
「そうだよ。それに霊力はここまで使えるようになる人は少ないとも言ってたし」
「バテデモーダあんた私達仲間に何かしたの?」
「・・・バテデモーダ貴方はまさか」
「お、キュアグレースは気がついたようすね」
「バテデモーダ貴方はまさか、私達の仲間の体を浸食していたサソリ型濃く黒点が貴方になったの?」
「そうすっよおいらは紫藤直哉の体内に寄生していた蠍型の残骸から生まれたんすよ」
!!
「「嘘」」
「「やっぱり」ラビ」
「流石キュアグレースでやんすね、守護者の一人」
「こういう経緯で、融合世界のバテデモーダが誕生した事を融合世界ののどかお姉ちゃん達が知ったんですよ」
「そんな事もあったね直哉君」
「あ、お姉ちゃん達こちらバテデモーダの動きありました?」