新たな融合世界   作:真宮寺さくら

113 / 3099
直哉の自宅からの帰宅した米田1

でもま灰色の騎士ほどイシュメルガと因縁があるわけではないが、ここまでこけにされてだまってるわけにはいかんしな」

 

 

「それで響お前さん達はどうするんだ?」

 

「私達は直哉君の怪我が治るまでは日常を過ごす形となると思います。直哉君の上司から手は出すなと言われてますし」

 

「そうだったな」

 

「さくらさん達の精神的なダメージはどうですか?」

 

「ああ、そちらはさくら以外は駄目だな。灰色の騎士は帝都を救った。だがメガビョウーゲンになった仲間を倒した悪魔なんて言ってるが・・・」

 

「確かに遠目から見るならそう見えても仕方ないですね」

 

「ああ、頭では灰色の騎士が意味もなくそんなことをすることはないと思っても心がそれを否定しているのだろう」

 

「逆にさくらは直哉が襲撃されたことにショックを受けていたが・・・」

 

 

「そうですか」

 

「ああ、さくらはお見舞いに行ったのだが面会謝絶で会えなかった事にショックを受けていたのだが直哉の容態はそんなに悪いのか?」

 

「それはですね、絶対安静なのは間違いないですけど、面会謝絶は直哉を納得させるためにしたことです」

 

 

「どういうこった?」

 

「直哉君の身の回りのお手伝いも私達の仕事なんですよ。それも入院中でも」

 

「ああ、そうだろうな直哉だけでは世間的にあの年齢での一人暮らしはきついだろうしな」

 

「今回の怪我で絶対安静を実現するには、直哉君の着替えも私達ですることとなりますよね」

 

 

「ああ、そうだな。そう言う事か仮にお見舞い来たときに着替え等を見られて直哉がアバレタラ困るための面会謝絶か」

 

 

「ええ、直哉君も男の子なので」

 

「はは、そう言う事だったんだな」

 

「市民病院の先生達が協力してくれたので」

 

「成る程なこの事さくらに言ってもいいか?」

 

「構いませんよ米田さん。病院の方には私が伝えておきますから」

 

「わかった」

 

 

その後米田と響を話し合いは終わり、米田は大帝国劇場に戻った。

 

 

大帝国劇場支配人室・・・

 

 

「今戻ったぞあやめくん」

 

「おかえりなさい支配人」

 

「どうでした直哉君の家では?」

 

「ああ、あやめくん。直哉を襲撃した犯人は大神とマリアと見ている」

 

!!

 

あやめは米田の言葉に驚いていた。

 

 

そして米田は響と話した内容をあやめに説明をした。

 

「まさか大神君と、マリアの異変にイシュメルガが絡んでいるなんて」

 

「わしもそれを聞かされて驚いたがな」

 

「しかし、痛手ですね直哉君の戦力が使えないのは」

 

「いや、わしはそう思わんよあやめくん。あえて直哉戦力抜きで戦えと言われたようにわしは感じるがな」

 

「え、それはどういう意味ですか?」

 

あやめは米田に聞く。

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。