中心世界紫藤家の家・・・
「「ただいま飛鳥ちゃん、響さん」」
のどかと直哉は先に戻って来ている筈の飛鳥と響を呼ぶが、出迎えたのは獅童光だった。
「「ええーー獅童光どうしてここに――封印解けたの?」」
「はい実は・・・」
そして光は話し出す。
「光さん私達がわかりますか」
「うーん・・・はっここは」
「飛鳥ちゃんに薫ちゃんが何故ここに?私はデボネアを倒して帝都に直哉お兄ちゃんの元に戻ってそれから東京に戻った筈・・・」
「ええ、それで間違いないですが、光さん貴女は東京に戻った後再びデボネアに襲われてここに封印されていたのです。魔神レイアースと共に」
!!
「何だって――」
「それじゃあ海ちゃんと風ちゃんは?」
「2人もそれぞれの魔神と共に封印されています。封印されている場所は、光さんと異なり、セフィーロに封印されています」
!!
「デボネアが生きてるの?飛鳥ちゃん?」
「ええ、イシュメルガによってデボネアは復活しています」
「何てことだ、早くお兄ちゃんに会わないと」
「無理ですよ光さん。今の世界は光さんの知る世界では無いので」
「どういう事飛鳥ちゃん?それにイシュメルガという奴は何者なの?」
「これがイシュメルガです。ほとんど肉体を持ってないので、、他人に入り込んで操るタイプですね」
「成程」
「イシュメルガによってデボネアが活動出来るくらいの力が補充されつつあるんだね」
「それに・・・あの子もこちらの世界に来てた時もありましたから」
「まさか・・・ノヴァがいるのか?」
そして飛鳥が、のどかから聞いた事を光に伝えた。
「ああ、思い出した。結局ノヴァは何者なの?」
のどかが光に聞く。
「ノヴァは私自身の心の闇を具現化した人物ですね」
「え、それはどういう意味御何だい?」
「その質問に答える前にこちらの紫藤直哉さんは前の世界の記憶はありますか?」
光が直哉に聞く。
「ごめんそう言うのは無いんだ。トワが意図的に引き継がせなかったと言ってたから。そうする事で米田健二との戦いに巻き込まれても融合世界の僕は吸収されないようにする為らしいから」
「成程そう言う理由で引き継がせなかったのですね」
「うんそうときいてるよ」
「でもよかったよ光ちゃん。元に戻れて」
「え」
そして直哉がその時の事を話す。
「直哉君獅童光ちゃんめざめた?」
「ええ、封印は溶けましたけど、のどかさんとラビリン助けてください」
「ええーーこれはどういう状況」
「ラビーー」
のどかとラビリンが直哉の助けてという言葉を聞き行くと直哉が守護者の人に抱き枕状態になっていた。
「苦しい――のどかちゃん助けて―――」
「うん少し待ってね直哉君」
暫くして・・・
「はあ、はあ、助かった」
「それでも直哉君どうしてあんな格好になったの?」
「それは・・封印儀式が終わり目覚める筈がなかなか起きてこないので、台座まで言ったら、僕を抱き枕にしてしまったんですよ。獅童光ちゃんは」
「それで光ちゃんは起きた?」
「それがあれだけ騒いで助けてもらったんですけど、一向に起きる気配がないんです」
「「ええーー」ラビ」
「こちらで行う儀式は間違いなく正常に作動をしたので獅童光ちゃんの覚醒を邪魔する力がどこかにあるのでしょうね」
「ならここを出て現況を捜さないと」
「それは出来ません。のどかさんこの部屋で儀式をした以上僕達全員獅童光ちゃんが目覚めない限り僕達はこの部屋から出る事は出来ないので」
「「ええーーー」」
「それ聞いてないよ」
「僕もこの事態は初めてですよ。自分が守護者を起こすと言う事は」
「「はっそう言えば」」
「恐らくですけど守護者を起こすという設定にしたのは、トワさんだと思いますよ」
「・・・ごめんなさい」
直哉から聞いた話を聞いた光は、直哉とのどかに謝っていた、
その頃大帝国劇場では・・・
米田が1人考えていた。