新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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米田の不安1

大帝国劇場支配人室・・・

 

「しかし本当に大神は大乗なのか?」

 

「直哉に言わせればあの事件後に首謀者については、黒鬼会の残党が起こしたと説明をしているらしいが・・・」

 

米田がその事件終了直後を思い出す。

 

夜叉がいなくなった直後、融合世界全ての世界で大地震が起こりその地震により、偽りの魔神器による封印の影響を受けた大神一郎を乗せた船と16番目のプリキュアの世界が、もう一つのすこやか市に隣接する形で出現したのだった。

 

 

その後大神一郎は、真宮寺さくらによって封印を解除され、さくらの希望により何事もなく。特殊遊撃部隊により大神と船は中心世界に戻り、中心世界の巴里に向かう航海を続けるのだった

 

「しかしあんな事が起きたのに巴里から到着しない等の連絡が来ない所を見ると、どうやら特殊遊撃部隊が何かしたんだろうが、あの事件後の大神を巴里に行かせても良いのかと思うが、あの事件後大神は船と共に元の場所に戻ったから確認が出来ないんだがな」

 

「まあ、こちらの暦は太正15年の4月で大神が巴里に出発してまだ1週間しか経ってないと言うのもあるが・・・一度直哉に聞いてみるか」

 

そして米田は、鶯谷にある紫藤直哉の家に向かった。

 

その頃直哉の家では・・・

 

「それは出来ません。のどかさんこの部屋で儀式をした以上僕達全員獅童光ちゃんが目覚めない限り僕達はこの部屋から出る事は出来ないので」

 

 

 

「「ええーーー」」

 

 

「それ聞いてないよ」

 

 

「僕もこの事態は初めてですよ。自分が守護者を起こすと言う事は」

 

 

「「はっそう言えば」」

 

 

「恐らくですけど守護者を起こすという設定にしたのは、トワさんだと思いますよ」

 

「・・・ごめんなさい」

 

直哉から聞いた話を聞いた光は、直哉とのどかに謝っていた、

 

「まさかそんな事をしてたなんて思わなくて」

 

「ああ、気にしなくていいよ光さん」

 

「そうだよ。あれは偶然というかトワさんが仕組んでた可能性もあるし」

 

「確かにトワならやりそうラビ」

 

「うん。素直にそれは否定できないけどそれは無いと思いたいな。僕としては」

 

「少なくともレイさんの依頼では新たな守護者が合流するなんて聞いて無かったから驚いたけどね」

 

「失礼するぞ直哉」

 

その時米田一基が1人で直哉の家に来た。

 

「あ、米田さんどうしたんですか?」

 

のどかが応対する為米田のいる玄関に行き米田と話をして米田を直哉のいる居間に連れて来た。

 

「米田さん今日はどうしたんですか?」

 

「ああ、直哉特殊遊撃部隊に依頼をする事は可能なのか?」

 

「ええ、それは可能ですよ例えば大きく歴史を変えてくれと言うのは無理ですけどね」

 

「そうか・・・ならこれは可能かもしれないな」

 

「米田さん、何か依頼があるんですか?」

 

「ああ、それは・・・大神の事での依頼があってな」

 

「大神についての依頼ですか?」

 

「ああ」

 

 


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