次の日・・・
大神は、朝起きると、今までいた大帝国劇場とは異なる景色に戸惑った。
「ああ、俺巴里に来たんだっけ」
大神はすばやく身支度を済ませ、近くのカフェで、朝食を食べる為に部屋を出ると、カフェに向かうのだった。
大神朝食中・・・
「あーいた、やっと見つけましたよ、グリシーヌさん」
「ほふぇ、君ふぁ?」
「本当にこの男なのか?エリカ」
「はい写真と、同じ人です」
「おいお前の名はなんと言うのだ?」
「俺の名は大神一郎だ」
「ふむ、大神とやら、忠告してやる。怪我をしたくなければ、即刻祖国に帰ることだ」
「失礼する」
グリシーヌと言う少女はどこかに行ってしまった。
そして大神は朝食を再開しようとしたが、エリカという少女が、気になり聞いてみた。
「ねえいいの?、友達行ったけど」
「え、ああ本当だ!!」
大神は、エリカという少女が気になり、一緒に行動することにした。
暫くして・・・
大神達が巴里市内を、歩いていると突如ウサギのような怪人が現れ、街を破壊するように機械人形に命令した。
「ウーサッサこの街は俺様のもんだピョン」
「大神さんシャノワールに行きますよ」
大神はわからないままエリカに連行されて行った。
その頃直哉達は・・・
お墓型戦艦の中で大神がいる巴里の状況を見ていた。
「ついに巴里での戦いが、始まりましたか」
「そうみたいだね、直哉君。今回守護者として巴里に行く場合誰が行くの?」
響が直哉に聞く。
「そうですね2人の響さんと光さんを予定してます。でもお墓型戦艦で移動するので、のどかさん達とまなつちゃん達も行く事は行きますけど」
「成程、じゃあ飛鳥ちゃんと薫ちゃんは来ないんだね?」
「ええ、あの2人は重要な事に時間を使うべきですからね」
「どういう経緯であれ出来ないと思われていた再会が出来ているので」
「なっ・・・トワこれはどういう事ですか?」
「いい時に来たわね。直哉過去の紫藤直哉が特殊遊撃部隊で貴方の影武者として、動く事になったからそのつもりでいてね」
「ええ――本気ですか?それ」
「ええ、本気よどのみち紫藤直哉が2人同時に存在したらまずいから、融合世界の直哉はこれから紫藤ではなく花寺の姓を名乗りなさい」
「ええ――」
融合世界の直哉はトワの言葉に驚いた。
「すまない僕の為に・・・」
「ああ、それは・・・気にしないで下さい。トワの突然の体制変更や、僕自身の設定変更は何度も経験してるんで良いんですけど、過去の人間と言うか僕の方が、影武者ですね」
「それは・・・」
「少なくとも飛鳥ちゃんと薫ちゃんは、どういう経緯で貴方が復活した事を喜んでもらえると思いますよ」
「直哉君君は寂しいのかい?」
「そうですね飛鳥ちゃんと薫ちゃんが来なければ、妹なんて持てませんでしたから」
「え、どういう事だい?君にも幼馴染の子はいるよね?」
「いませんよ」
「ああ、過去の直哉に言ってなかったわね」
「融合世界の直哉は天涯孤独だったの。米田健二関係を持たせない為の処置よ」
「ああ、それがトワの言ってた融合世界と幼馴染世界との違いという事なのか」
「まあ、今は巴里の状況を見ましょう。響さん」
「うん、そうだね」