「まあいいや今はそれより大神さんの方を見よう」
「しかしグラン・マが、暫く住み込みで、グリシーヌの屋敷で働かせてくれたよな」
「やはりあの事がグラン・マにとって、気がかりなのか?」
回想・・・
クリシーヌ邸での決闘後の大神達は、シャノワールに戻ると、大神のみが,地下司令室に呼ばれ、大神は上級貴族連続事件の新聞記事と被害者の写真を見せた。
「ムッシュグリシーヌの屋敷で、メイドをするんだって?」
「はい、そういう事になりました」
「いいじゃないか、何事もチャレンジだよ、ちょうどいいムッシュこの記事とこの写真を見ておくれ」
「こ、これは」
「ああ、これは最近多発している。貴族殺しの被害者達だよ、犯人は全てに貴族を対象にしている可能性がある」
「つまり、グリシーヌが、狙われるというわけですか?」
「ああ、その可能性もあるから、注意しておくれ」
回想終了・・・
「・・・神」
「大神話を聞いてますか?」
「・・・え、何ですか?」
「はあ、いいですか、大神今日は、お嬢様にとって大事なお客様が来るので、粗相がない様に頑張るのです」
「「「はい」」」
そして大神達のメイドとしての1日が始まった。
暫くして・・・
グリシーヌ邸にお客である貴族がやって来た。
その後大神エリカコクリコの3人が今来ている。貴族がグリシーヌの将来の夫となる相手だと知り、エリカはグリシーヌの結婚相手を追い出そうと動くが、結果的にエリカの天才的なドジにより未然に防ぐのだった。
だが、リッシュ伯爵は度々エリカに邪魔をされエリカを殺す為に襲い掛かるが大神によってエリカは守られ、リッシュの顔に傷をつけた。
「ギャアアア。よくもやってくれたなメイドの分際でーーー」
!!
「リッシュその顔は?」
グリシーヌがリッシュだった男に言う。
「フフ、グリシーヌばれたのなら教えよう。お前の結婚相手は私が殺した。この怪人レオン様がな。
!!
そう言ってレオンは逃げ出した。
大神達巴里華撃団も一旦シャノワールに戻り、光武Fで敵怪人を追いかけた地下下水道に入って行った。
途中分岐点で、大神とエリカそしてコクリコは自然と下水の中を歩いていった。
「ふ、躊躇なく、下水の中に入るか、自分には無理だな」
「そうだろうな、貴様は貴族だからな」
!!
「貴様、がは!!」
グリシーヌは敵蒸気獣の攻撃を受け、下水の中に落ちて、身動きが取れずにいた。
「貴様にとっては、苦痛だろう?」
怪人の言う通り、グリシーヌがこのような場所で、こんな辱めを受けていたと知られたら、貴族として生きる事は出来ないだろう。
その時大神達がやって来た。
「来たな巴里華撃団私の名は、レオンそして、私の蒸気獣マルシュだ勝負だ、大神一郎」
そして、戦いは巴里華撃団の勝利に終わった。
その後大神とグリシーヌの間にあった壁は消えていた。