「「ただいま」」
「あ、お帰りなさい兄さんと響さん」
「飛鳥ちゃん薫ちゃんを含む守護者を集めてくれる?」
「わかりました兄さん」
そして直哉と響は大帝国劇場で米田の要請について話し出した。
「確かに帝国華撃団としては簡易ゲートが使えれば、花組の要望をクリア出来ますね」
「ぐっ認めたくないが、お前達の協力が無ければ大帝国劇場は倒産するしかないのだ」
「ええーーどういう事ですか?」
「つまり花組全員が大神に会わせてくれるとわかるまで劇の仕事はしないと言い出したんだ」
「ええーー」
「響さんの世界で言えばストライキですね」
「成程、大帝国劇場がこんなに静かなのは、そう言う理由だったんですね」
「頼む直哉」
「お墓戦艦を帝国華撃団の要請で使う分には、問題は無いですが、1つ気にしてる事があるんですよ」
「どういう事だ?」
「ええ、僕達に関する事が帝国華撃団と巴里華撃団が集まった時に僕達の存在が巴里華撃団及び巴里華撃団の敵対組織に知られるのは、大きな改変になるのでそこは、協力して貰わないとこちらも協力が出来ません」
「・・・確かにそうだな。直哉特殊遊撃部隊として、巴里華撃団と信頼関係を作る気はあるのか?」
「いえ、今現在ではありません。中心世界での僕達の拠点が帝都だったので、帝国華撃団の方にはある程度教えてますけどね」
「そう言えば特殊遊撃部隊は、そう言う制限があったな」
「ええ、そうですねノイズやメガビョーゲン等が巴里に出たら巴里華撃団の関係を構築しないといけないですけどね」
「確かに特殊遊撃部隊の敵が出たら干渉せざるえないな」
「そうなんですよね、少なくとも花組と一緒に巴里に行ってる間は出ないで欲しいですけどね」
「それで、米田さん花組の巴里に行く日程は決まってるんですか?」
「ああ、それは・・・太正15年7月の1ヶ月を利用して、最初にさくら、すみれ、アイリスの3人が行く事になったらしい」
「成程わかりました。ですが巴里に行く時は花組全員がお墓戦艦に乗ってもらいますから」
「ああ、わかった」
「そう言う要請内容でした。米田さんの要請は」
「「「「「「ええーー」」」」」」
「それじゃあ。直哉君特殊遊撃部隊として誰がついて行くの?」
ちゆが直哉に聞く。
「そうですね、光さんと響さんは確定ですね。残りは飛鳥ちゃんに同行をお願いしようと思います」
「「ええーー」」
のどかとひなたが不満の声をあげる。
「まあ落ち着いてください。今回のメンバーは米田さんが僕と響さんを指名して呼んだことが始まりなので、そして光さんに関しては初仕事と言う意味もありますし、飛鳥ちゃんに関しては、お墓戦艦の操縦に慣れているという点で選びました」
「「「成程」」」
「確かにその3人が帝国華撃団の巴里に連れて行くにはいいメンバーですね」
もしノイズやメガビョーゲンが出ても響のガングニール・シャドーで対応出来ますからね」
アスミがそう言う。
「ええ、アスミさんの言う通りそう言う可能性も考えて今回のメンバーにしたのもあります」