ご了承ください。
「そうですね、光さんと響さんは確定ですね。残りは飛鳥ちゃんに同行をお願いしようと思います」
「「ええーー」」
のどかとひなたが不満の声をあげる。
「まあ落ち着いてください。今回のメンバーは米田さんが僕と響さんを指名して呼んだことが始まりなので、そして光さんに関しては初仕事と言う意味もありますし、飛鳥ちゃんに関しては、お墓戦艦の操縦に慣れているという点で選びました」
「「「成程」」」
「確かにその3人が帝国華撃団の巴里に連れて行くにはいいメンバーですね」
もしノイズやメガビョーゲンが出ても響のガングニール・シャドーで対応出来ますからね」
アスミがそう言う。
「ええ、アスミさんの言う通りそう言う可能性も考えて今回のメンバーにしたのもあります」
「そしてその他の理由として、特殊遊撃部隊としては基本的に巴里では戦いはしないので」
「あくまでも米田さんの要請による協力なので例外として本来巴里にいない筈の敵がいれば響さんや飛鳥ちゃんの2人に対応して貰う形となる予定です」
「成程ね、ならその間は私達はどうしたらいい?」
「中学生生活を送って貰ってて良いですよ。何かあれば、バテデモーダに連絡を入れて皆さんに連絡して貰いますから」
「わかったわ」
「それで直哉君米田さんの要請はいつからするの?」
「ああ、それは・・・」
「それで、米田さん花組の巴里に行く日程は決まってるんですか?」
「ああ、それは・・・太正15年7月の1ヶ月を利用して、最初にさくら、すみれ、アイリスの3人が行く事になったらしい」
「成程わかりました。ですが巴里に行く時は花組全員がお墓戦艦に乗ってもらいますから」
「来月の1ヶ月を丸々使うみたいですね」
「「「そうなんだ」」」
のどか達は直哉の説明に納得していた。
「うんこういう展開は私達も初めてですよ」
「そうなの?飛鳥ちゃん」
「そうですよ私達の知る巴里はこういう展開が進んで行きましたから」
陸軍の建て直しから帰ってきた米田の一言で、直哉とさくらは急遽決まった新婚旅行で巴里に行く事に決まった。
直哉とさくらは新型機神桜武の最終飛行テストも、兼ねて空路で行く事となり、結果的に大神達より早く巴里に着いてしまった。
「巴里に着いたけど、これからどうするの?直哉君」
「とりあえず、神王は僕達を降ろしたら暫く機体を隠しておいてくれ」
「心得た」
「さてと僕達は巴里にある日本大使館に向かうよ」
「大使館に?」
「さくらちゃん今僕達は、正規の入国してないのはわかるよね?」
「うん」
「そんな時に事件に巻き込まれたら拙いよね」
「そうだね、直哉君」
「そんな時の為に大使館に後ろ盾になってもらう為に大使館に行くんだよ」
「成る程ね」
「それじゃ日本大使館に行こうか、さくらちゃん」
「うんそうだね、直哉君」
二人は日本大使館に向かった。
「過去のパパとママが新婚旅行をしてなかったんで、それを理由に巴里に入ったんですよ」
「「「「「ええ――そんなことしたらいろんな意味で危ないんじゃないの」」」」」
「そうなんですけど、あの頃は私達もいなかったので」
「「「ああ、成程」」」