「さて、大神さん私達は暫く巴里観光して来ますね」
「ああ、わかった」
さくら達3人が大神達と別れようとした時、エリカに呼び止められた。
「待ってください、せっかく日本から来たんですから、シャノワールに行きませんか?一緒に?」
「え、シャノワールにですか?でも私達が行っても、お邪魔じゃないですか?」
さくらが代表して大神に聞く。
「そんな事無いですよね、大神さん?」
「ああ、皆なら歓迎するよ」
さくらの質問に大神はそう答えた。
「すみれさん、アイリスどうします?」
「アイリスは、言って見たいな」
「私も、興味はありますわ」
「なら行きますか?まだ時間もあるので」
「やったー」
エリカはさくら達の、答えを聞いて喜んでいた。
そして全員でシャノワールに向かった。
シャノワール内にて・・・
「まるで夢のようだ、帝国華撃団と巴里華撃団が巴里で集結するなんて」
大神はそんなことを考えていた。
「私の名前は真宮寺さくらです。皆さんには、大神さんがお世話になってます。皆さん宜しくお願いしますね」
「あの人のようなのを大和撫子と言うのでしょうか?」
花火はさくらを見て、呟く。
「やっほーアイリスだよこの子は、ジャンポール仲良くしてね」
「元気な子だな」
コクリコがアイリスの挨拶を聞いた感想を言う。
「私が、神埼すみれですわ」
「フン成金か」
グリシーヌが呟く。
全員の挨拶が終わり、歓迎会が始まった。
暫く楽しい時間過ぎていたが、その時グリシーヌとすみれが喧嘩を始めたのだった。
大神が仲裁に行こうとした時、さくらがやって来た。
アイリスとコクリコが喧嘩をしている事を伝えた。
「何!!アイリスが」
そして大神がアイリスの所で、アイリスたちの喧嘩の理由をロベリアに聞く。
「原因はあんただよ」
大神は、ロベリアに言われ、驚いていた。まさか、アイリスとコクリコの喧嘩の理由が、自分の呼び方とは思わず驚いていた。
そして歓迎会が終わり、帝国華撃団と巴里華撃団は、喧嘩別れをしてしまった。
その頃お墓戦艦の中では・・・
「あちゃ、カンナはん。マリアはんアイリス達喧嘩始めたで」
「まあすみれとグリシーヌの場合はただの意地の張り合いだけどな」
「そうねアイリス達場合は国の文化の違いだからどちらが間違いとか言えないわね」
「そうですね、欧米ではあまり靴を脱いで部屋に入るなんてなかったからですね」
「うんあれは、日本だけだね」
紅蘭たちの話にレ二と織姫が加わる。
「さて、隊長はどう対応するかな」
その頃さくら達は・・・
「ねえ、アイリス、機嫌直してよ」
「すみれさんもお願いしますよ」
「・・・」
「・・・」
「これは私では無理だわ。大神さん助けて下さい」
その大神はシャノワールで喧嘩になった理由を聞いていた。
「何で、グリシーヌと、コクリコは、すみれ君やアイリスと喧嘩をしたんだい?」
「あの紫の成金が、私の家と、私自身を侮辱したからだ」
「僕だって、イチローのことイチローて呼んでるのに、あの子アイリスったら名前で呼んじゃ駄目ていうんだ」
(成る程な、コクリコと、アイリスの方は、長く住んでいた国の文化の違いが、原因か、問題はグリシーヌとすみれ君の方か)
「なあ、二人共君達の方から二人に謝る事は、むりかい?」
「何故私が、謝らなければならぬ?謝るなら向こうが先であろう」
「僕も嫌だ、僕悪い事してないし」
「そうか、わかった。それじゃ俺は帝国華撃団の3人に会いに行くから」
大神がそう言うと、コクリコが呟いた。
「やっぱりイチローは、僕達よりアイリス達のが大事なんだーー」
コクリコはそう言うと、シャノワールを飛び出した。
「コクリコ待つんだ」
「「大神さんここは、私達に任せてください」」
「任せたぞエリカ君、花火君」
そして、大神はさくら達のいるレストランに向かった。
その途中で大神は加山と出会い巴里華撃団と帝国華撃団を仲直りさせる方法を大神に教えたのだった。