リィンの心の中の精神世界・・・
「よう、久しぶりだなリィン・シュバルツァー」
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「貴様は米田健二どうしてこの世界に?」
「何を言ってやがる。俺様をここに連れてきたのはお前達だろうがリィンとイシュメルガの二人だろう?」
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「俺は貴方を連れてきた覚えはない」
「そうか・・・リィンお前は幼馴染世界とゼムリア大陸の平穏をかけた戦いの時お前はイシュメルガに侵食された時お前は俺も取り込んでいたのさ」
「そんな馬鹿な・・・」
「事実だ受け入れろ」
そしてリィンはナオヤ・ブライトとの出会いの時を思い出した・・・
「それになリィンお前はナオヤ・ブライトの存在を否定しかけてたよな」
「俺の名前は、ナオヤ・ブライトだ、異世界のゼムリア大陸のリィン・シュバルツァーくん」
「馬鹿なエステルさんに実の兄妹がいるなんて聞いたことがないぞ」
「それはそうだろう。リィン君達が知る歴史は、本来俺達のゼムリア大陸の歴史なのだから。だがリィン君達が中心世界と交流を持った歴史を知ったときどう感じたかい」
「それは・・・あり得ないと思った。俺達の知るあの村の惨劇がノイズのせいとは・・・」
「ああハーメル村か、だがそれも俺達のゼムリア大陸にとっては事実であることに代わりはない。当然お前達が知るシャーリィー・オルランドは結社の使徒になってるのだろうがはっきり言うが、それはシャーリー自身が決めた事だろう?そして俺達はお前たちからすれば過去のシャーリーだったとしても結社の使徒にならない可能性を考えずに決めつけるのか?」
「リィン・シュバルツァーお前は俺達のゼムリア大陸の全てを否定すると言うのか?」
「俺としてもなぜエステルの双子の兄として産まれたのかも知らないのに、リィン・シュバルツァー先程のエステルの実の兄妹が存在するわけがないと言ったよなそれはエステルに実の兄や弟や妹がいたらいけないのか?」
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「俺はそんなつもりで言ったつもりは・・・」
だが、リィンはナオヤ・ブライトの言葉を完全に否定出来ずにいた。
「だが、リィン・シュバルツァー、お前は自分が見たもしくは経験した未来が変わったらどうする?」
「そんなことあるわけないだろ」
「何故そう言える?」
「俺は自分の記憶がはっきりしているからな」
「お前はナオヤ・ブライトにそう言ってたな」
「ああそれが事実だろ?」
「それは違うぞ、本来は幼馴染世界が交流するのはナオヤ・ブライトのいる世界だったのさ当初はな」
「なんだと、俺の体験は一体?」
「それは・・・リィンお前は幼馴染世界の交流していたゼムリア大陸の住人ではないのだよ」
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リィンは米田健二の言葉に驚いていた。
「それじゃ俺は幼馴染世界と交流していた世界で自分の世界のように動いていた?」
「ああ、そのせいでその世界のリィンは子供のまま死んだがな。本来は助かる筈がお前がいたことで、ゼムリア大陸はお前に合わせた世界に変異をしたのだろうな」
「そんな・・・」