「さてと飛鳥ちゃん。お墓戦艦を見えない状態でシャノワールの上空に移動させておいて」
「わかりました兄さん」
「結局特殊遊撃部隊は、カルマールの秘密兵器空中砲台オプスキュール撃破作戦を手伝うんですね」
「まあ、仕方ないかなレイやトワの想定していたイベントの中断がほぼ無かったからね」
「それはそうですね。その点では私もそう思いました」
「それにしても兄さんは巴里華撃団の人達嫌いなんですか?」
飛鳥が直哉に聞く。
「え、そんな事無いよどうして聞くの?」
「いえ、何となく巴里華撃団の皆さんに対して最低限の付き合いで終わらせようとしてたので」
「確かに客観的に見たらそう見えるかも知れないね」
「自分としても、帝国華撃団の時に教えた事を巴里華撃団の皆さんにはまだ教えたくないと言う気持ちがあるよその理由はあの時のトラウマだから」
「あの時?」
「直哉さん改めて聞きますが貴方が本当に、一時的にとはいえ上司ととなる紫藤家の当主なのですか?」
大神が直哉に聞く。
「ええ、それは間違いありませんよ、大神さん」
「それにしても直哉その格好は似合うな大神がプリキュアになった映像を見たときより」
「「「「「嘘ーーー隊長がこの格好は流石に、直哉さんは隊長より子供体型ですからそこまで私達も違和感はありませんけど」」」」」
アイリス以外の隊員はありませんけど大神がプリキュアに一時的になったことに驚いていた。
「何だろう?この差は・・・
「大神はん。頑張ってや」
「紅蘭・・・」
「しかしその格好では皆が真面目に話を聞けないと思うからなんとか出来ないか?直哉」
「僕も解除したいんですけど。僕の意思では無理なので」
「ああ、兄さんが初めてプリキュアになった時ですか」
「うんあれをもう一度やれと言われそうでいやだもん」
「だったらまだ・・・」
「初めましてライラック婦人、自分が特殊遊撃部隊の総司令をしている紫藤直哉と言います」
「「若いな」」
「ええ、自分は今18歳ですので、帝国華撃団や巴里華撃団に比べたら若造が司令を務めてますけどね、ご不満があるのでしょうか?」グリシーヌさんとロベリアさん」
!!
「「こいつ私達の名前を知っている」知っていやがる」
「グリシーヌさんとロベリアさんだけではありませんよ。そこのちびっ子はコクリコさん。赤い修道服を着ているのが、エリカさんそして最後の人が花火さんですよね」
「うわあ、凄い全部当たってますよ」
エリカが1人大はしゃぎをする。
「気に入らないね、そう言うやり方をする奴は」
「ロベリアさんすみませんね。僕達特殊遊撃部隊の敵は、巴里華撃団の本来戦うべき相手以外を特殊遊撃部隊の敵として戦うのです」
「巴里華撃団の本来の敵以外が特殊遊撃部隊の敵と言う意味はどういう事なんだい?」
「簡単に言えば、今凱旋門に出ている異形の怪物と言うノイズは、本来はこちらの世界にはいない存在なんです」
「「「「「何だって――」」」」」」
「巴里華撃団の皆さんとは今の付き合い方で良いと思うから」
「おちょくられる兄さんが見たい気がするけど」
「それは良いから早く移動させてね」
「はい」
そしてお墓戦艦は予定通りシャノワールの上空に移動したのだった。