巴里華撃団の戦いから5日後・・・
直哉は帝国華撃団司令米田一基の代理として、シャノワールに来ていた。
「ふむ、成程米田さんが大神君を帝都に戻してほしいと言ってたんだね」
「ええ、そうですねただ今回の期間要請はあくまでも軍部が正常な時に出しておこうと言うはんだと思うのでシャノワールの皆さんが断ると言うパターンを想定しているとも言ってました」
「それってつまり帝国華撃団解散もあり得るのかい?」
「あくまでも帝国軍部がそう言う連中の話に乗ればと言う事なので、今の所はそう言う話は無いみたいですね」
「そうかい、なら安心したよ」
「しかし直哉君。実際帝都軍部にそう言う動きが起きる原因はやはり・・・」
「ええ、そうです帝都軍部にとっては帝国華撃団は、金食い虫ですからね」
「そう言う部分が気に入らない人達が一定数いるのは、巴里華撃団の方にもいますよね」
「確かに霊力を持つ人間が少ないしその人物を見つけても部隊のメンバーとして使えるかわからないしね」
「それに帝国華撃団の場合は人数が多いですしその分維持費がかかりますからね」
「軍としては霊的災厄だけの部隊より他の部隊に使いたいと考えはわかりますね。グラン・マ」
「そうだね。だけどミスター米田は帝国華撃団を潰す為の新たな敵の攻撃と見てるが、確証が取れてないから曖昧なムッシュ大神の期間要請にしているんだね」
「そうだと思いますよ」
「ふむ直哉君としては米田さんしいては帝国軍部の動きについて知ってないのか?」
「それは知ってますが、このイベントの敵が変更する可能性があるので特殊遊撃部隊としては、まだ動くには早いので」
「成程つまり特殊遊撃部隊も静観と言う訳だね?」
「静観とまでは行かないですが、現時点では別の任務を優先しますけど」
「へえ、どんな任務何だい?」
「そうですね巴里華撃団と大神さんを異世界に連れて行くとかですね」
!!
「「何でその事を知ってるんだい?」」
「それはですね・・・」
「本当にいい意味でムッシュに教えられたよ。巴里の伝統なんて関係なく自分が住んだ街での思い出を守りたいなんてさ」
「そうですねグラン・マ」
「大神君は僕の想像を超える男だと思いましたよ」
「そうなのかい?ミスター迫水が選んだからこれぐらい出来るのが普通ではないのかい?」
「いえ、帝国華撃団の頃の大神君は、隊長として頑張るというイメージでしたが、巴里に来た大神君は自然体だったので驚きましたよ」
「成程、私はあれがムッシュ大神の性格と思ってたんだけど違うんだね」
「ええ、恐らくですが大神君があそこまで鍛えたのは特殊遊撃部隊でしょうね」
「そうなのかい?なら巴里華撃団全員を特殊遊撃部隊に預けて強化して貰うのも悪くないね」
「2人の会話をお墓戦艦の中で聞いてたので」
「すみません」