「何で俺がお前たちと行かないと行けないんだ」
「ごめんねガリィちゃん。私達隼人さんとの協力が出来たという説明をするために貴女にいてもらいたいの」
「まあいいが、説明が終わったら好きにさせて貰うぜ)
「わかったわ)
そして3人は大帝国劇場に入った。
「おお、帰ってきたかさくらにあやめくん」
「「はい帰ってきました」」
「その子が紫藤家の答えなのか?」
米田があやめに聞く。
「ええ、彼女はガリィさんといって自動人形です」
!!
「なんだとこの子が自動人形だとーー」
「うるさいぞ、老人はわめくな」
「すまなかった。確かに狭い部屋で騒いでいたらうるせえよな」
「わかりゃいいんだよわかりゃな」
米田とガリィのやり取りを見ていたさくらがあやめと話す。
「あやめさん。ガリィちゃん本当に自動人形何ですかね?」
「奇遇ねさくら。私もその疑問にたどり着いたわ、でも本人が自動人形と言っている以上は間違いない事実と思うわ」
「紫藤隼人さんとガリィさんが。私達に嘘をつくメリットがないもの」
「確かにそうですね)
「おい、さくら紫藤家の分家の協力が彼女だけなのか?」
「ええ今のところはですけど)
「おいじいさん私だけの援軍に文句あるのか?)
ガリィが米田とさくらのやり取りに入る。
「いやいやそんなつもりはないだだ予想していたより少ない人数だったからな」
「ああ、そう言うことか、隼人の独立した戦力は私達だけだからな」
「なんだと!!)
「だあーうるさいじいさん」
「ああすまん」
その頃市民病院に入院している病室に直哉の叔父である紫藤隼人がやって来た。
「よう、甥っ子元気か?)
「叔父さんどうしたんですか?めったに会いに来たがらないのに」
「直哉お前だろ米田に俺の家の場所を教えたの」
「ええ、そうですよ。正直僕も迷いましたけど、イシュメルガかる大神さんとマリアさんを助けないことには、どうすることもできないでしょ)
「確かにな、で何でお前が戦線離脱してんだよ)
「ああ、嫌だ嫌だ何でお前の代わりをしなくちゃいかんのだ」
「それはトワさんとレイさんに聞いて下さいよ。貴方にも動いて貰うと最初に言ったのはレイさんですからね」
「げっ奴らがそう言ったのか?」
「ええ、そうですよ叔父さん)
「ねえ直哉君この人は誰なの)
のどかが直哉に聞く。
「この人は紫藤隼人さんと言って僕の叔父さんに当たる人ですよ)
「「「ええーー」」」
のどか達は直哉の言葉に驚いていた。
「ええ直哉っちの身内生きてたの?」
ひなたが直哉に聞く。
「それはそうですよ。本家と分家に別れてるから頻繁には会わないですけどね」
「「「そうなんだ」」」
「それでどうしたんですか?僕に会いに来るなんて)
「いやー甥っ子の羨ましい状況を見に来ただけといったら?」
「張り倒しますよ」
「おお、怖いな・・・というのは冗談で午前中に帝国華擊団の連中が来た」
隼人は直哉にそう伝えた。