「あの時のように少年がいなければ、ミシュラムに現れたのはワイズマンのメガビョーゲンと考えるのが妥当だろうな」
「やはりそうですよね」
「とりあえず直哉君にゼムリア大陸で起こってる事を連絡したらどうだい?」
「まだ特務支援課の準備がまだ終わりそうにないし」
「・・・そうですね」
そして響は直哉に連絡を取った。
その頃管理者の神殿に来ている直哉達は・・・
「直哉ゼムリア大陸の状況はどうだ?」
「・・・はあーーー」
「一体どうしてそんな事になったんですか?」
「それがエリカさんの能力が発生したらしくそれで簡易ゲートを使い、ゼムリア大陸に行ったらどこかの塔の中で、特務支援課の人と忍者の恰好をしていた人との戦いに割り込んだ形になって・・・」
「成程それでのどかさん達は特務支援課の人達とは別行動なんですか?」
「うん、私達はクローゼさんと一緒にいるよ。特務支援課と一緒に行ったのは巴里華撃団の皆さんと響さんだよ」
「わかりました。のどかさん予定されていた場所とは違いますが、仕方がありませんのどかさん達はエステルさんとヨシュアさんと合流して下さい。そして巴里華撃団の皆さんの事ですから特務支援課に協力すると言い出すと思うので、響さんと定期的に連絡を取ってください」
「わかったよ直哉君」
そして直哉はのどかとの通信を切るのだった。
「ええ、その報告を受けた後気になったのでゼムリア大陸にいるのどかさん達を見たら・・・」
「成程彼女が動き出したの?」
「巴里ではこの時だけの出現でしたけど」
「そうなのね。それで確認だけどのどか達は私達と行動を共にするのね。巴里華撃団の異世界旅行期間が終わるまで」
「そうです」
「ある意味助かったわ。今私とヨシュアで受けた依頼書に大地を赤黒くする謎の怪物がある場所で現れているそうなのよ」
「「「「ええー」」」」
「その場所が保養地ミシュラムと言う場所なんだ。この依頼書の状況が正しいのならメガビョーゲンの可能性が高い」
「そう言う事だからプリキュアとの力を貸して」
「「「「わかりました」」」」
「どうやらワイズマンのメガビョーゲンが現れたようですね」
「成程、奴がついに動いたと見るべきか?」
「そうみて良いと思いますが、僕自身ワイズマン以外の存在がメガビョーゲンを使っている可能性も考えています」
「ふむ、そう言う可能性もあるか」
「ええ、ミシュラムと言う地域に現れたのがメガビョーゲンに似せた別の存在かも知れないですね」
「どちらにしろあのメガビョーゲンはのどか達に任せるのか?」
「ええ、そのつもりですけど、クロスベル警察が動いてるみたいですね」
「何!!それはどういう事だ」
「ふーん旅行者ねえ。まあいいやすまんがここに立花響と言う人物はいるか?」
「はい、私が立花響ですけど」
そう言って響が、セルゲイの前に出る。
「君が立花響か、若いな」
「クロスベル警察から君への特務支援を要請する」
「「「「ええー」」」」
「なんすかそれは?」
「そうですよ部長彼女に、特務支援は無理ですよ」
「そうか?彼女の強さはお前達以上と思うぞ」
「まあ俺も直接会うまで信じれなかったが」
「特務支援ですか一体どういう経緯で私にクロスベル警察が依頼を?」
「ああ、クロスベル警察は以前アルモリカ村で特務支援課が遭遇した怪物の事を完全に信用して無かったが事情が変わってな」