新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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巴里華撃団すこやか市に到着する後編

響とまなつ達が巴里華撃団の部屋にお昼ご飯を届ける前・・・

 

大神が、ちゆの部屋でちゆとアスミと話していた。

 

「大神さんこれからどうしますか?一応巴里華撃団の隊長の仕事は終わっているので貴方が望むのであれば、特殊遊撃部隊に籍を戻す事も出来ると直哉君の上司から言われてますが?」

 

「ふう、何とか潜り込めたな、エリカ君」

 

「ええ、ですが皆と逸れちゃいましたけど」

 

「仕方が無い皆を探しながら最深部に行くしかない」

 

「行くぞ!!エリカ君」

 

「はい、大神さん」

 

 

そして、大神とエリカは、最深部に向かう過程で、コクリコ&花火、グリシーヌ、ロベリアの順で、合流をして、オーク巨樹最深部手前で、ピエロ少年サリュが操る蒸気獣オパドが現れた。

 

そして、戦いはサリュの乗る蒸気獣オバトの敗北となった。

 

「馬鹿なこんな事があっていいはずはないんだ」

 

 

そしてサリュは、最終手段を使った。

 

 

ピエロ少年サリュとオパドを倒した直後サリュは、最後の力を使い、オーク巨樹と融合し、絶対神ガルニエとなっていた。

 

 

そして巴里華撃団の最後の攻撃が、始まろうとしていた。

 

「正義」

 

「友情」

 

「勝利」

 

「平和」

 

「そして、愛」

 

「消えろ巴里に仇名す敵よ」

 

 

そしてガルニエは、攻撃を受け次第に消滅していく。

 

「馬鹿なこの僕が消える」

 

そしてサリュも消えていく。

 

巴里に平穏が戻った瞬間だった。

 

「確かに俺の巴里華撃団の隊長としての役割はあれで終わったと俺も思う」

 

「だが、俺は彼女達を見捨てる事は出来ない?ちゆさん、アスミさん巴里華撃団の皆を特殊遊撃部隊に編入できないだろうか?」

 

「うーんそれは聞いてみないと・・・」

 

「それに特殊遊撃部隊に2つの帝国華撃団がありますから」

 

「あ、そっか神山さんの方の帝国華撃団だね」

 

「はい」

 

「いやーまた大神さんと一緒に仕事が出来るのがうれしいです」

 

 

「いや俺を米田支配人が呼び戻すくらいなのだからそれだけこれから起きる事は大変だと言う事も考えられるよ」

 

 

 

「成る程」

 

 

「まあ俺達の戦いを歴史と言う形で知る神山君にはこの時も過去なのだろうけど」

 

 

「いえ、そんなことは、ただ・・・正史世界から来た俺達が融合世界の戦いに堂々と介入していいのか悩んでいて」

 

 

「成る程ね、神山君君はこの世界をどう見てる?」

 

 

「この世界とは?融合世界の事でしょうか」

 

 

「ああ」

 

 

 

「気持ち悪い世界ですね。降魔やノイズメガビョーゲン等の敵が複数存在しながら共存してるみたいで」

 

「神山君その感想が言える君は、正史世界の人間と判断できるよ。逆に言えば俺からしたら人間の脅威が降魔だけの世界は信じられないんだよ」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、以前俺達は直哉君から融合世界について教えられたことがあってね」

 

大神は神山との出会いを思い出していた。

 

「ちゆ、大神さんの要望に関しては直哉達が来てから話を続けるのはどうですか?」

 

「そうねひとまず、昼食にしましょうか大神さん」

 

「そうだね、ちゆ君アスミ君」

 

そして大神達は、巴里華撃団の客間に移動した。

 

その頃直哉とのどかとひなたは・・・

 

「直哉、貴方融合世界のすこやか市にいるのなら管理者の神殿に来て」

 

 


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