「あーーそう言われたらそうだね薫ちゃん」
響が薫にそう言う。
「それであおぞら市に着いたけどこれからどうするの飛鳥ちゃん?」
「そうですね響さんと私と薫は別れてまなつちゃん達のそれぞれの家に行く形になります。そして現状ここにいるメンバー全員をいくつかのグループにわけてそれぞれがまなつちゃん達のの家に今日は泊まりますよ」
「ふむふむ」
「成程直哉君がこっちに来るのはこちらの世界の時間では夜中になるんだっけ?」
「ええ、そうですねその為現状で年上の響さんと紫藤直哉の身内設定の私と薫がまなつさん達の親達に挨拶をするんですよ」
「でも私達を信用してくれるのかな」
「心配いらないと思いますよ響さん」
そして飛鳥はその理由を話した。
「「「「お母さん」」」」親父」
「「「「まなつ」さんご」みのり」!!」
「貴女達今までどこにいたの?大地震が起きてこっちは大変だったのに」
まなつの母親が、まなつ達に聞く。
「「「ごめんなさい。私達はこのお兄さんに特別なシェルターに連れて行って貰ってたの」」」
まなつ達がそう言うと、直哉が親たちの前に出て行く。
「貴方が娘達を助けてくれたんですか?」
「結果的に言えばそうなりますね。自分の名前は紫藤直哉と申します」
「あの大地震が起きる直前に、自分はたまたまあおぞら中学方面にある仕事場に行く時に被災をして、学校から避難してくる子達を仕事場に地下シェルターを完備してたので、子供たちをそこに避難させてました」
「申し訳ございませんでした。本来ならこんな誘拐紛いの避難ではなく、ちゃんと連絡すべきでした」
「いえ、頭をあげてください。直哉さんのおかげで沢山の子供の命が助かったのは、事実なのですから」
「ありがとうございます。それじゃあね。まなつちゃん、さんごちゃん、みのりちゃん、あすかちゃん」
「「「「ありがとう直哉さん」」」」
「あのイベントのおかげで紫藤直哉の関係者として説明がしやすくなりましたからね」
「成程ね」
「それでは響さんと薫行きますよ」
そして響と飛鳥達はまなつ達の親の元に順番であいさつに行った。
その頃まなつ達の案内であおぞら市を観光している特殊遊撃部隊と協力者達は・・・
「「「「「「また閉じ込められたわ」」」」」もうまたですの?」
「もうさくらに皆いい加減覚えてよ」
アイリスが帝国華撃団のメンバーに言うがその隣では・・・
「「「「「きゃあ動けない」」」何なんだこれは?」」
巴里華撃団のメンバーも帝国華撃団と同様に水族館に入るのに苦労していた。
「何でアイリスだけ入れるの?」
「何故隊長だけが問題なく入れるのだ?」
さくらとグリシーヌがそう言う。
「あははこれはすこやか駅での再現みたいだよ」
融合世界のひなたがそう言う。
そして事態を知った水族館のスタッフが帝国華撃団と巴里華撃団のメンバーを助けた。
「「「「「「ふう助かった」」」」」」」
「ねえ、時代の違いを改めて感じたね?」
「「「「うん」」ああ」ええ、そうね」
「まなつ達は時代の違いについて実感を持つのだった。