あおぞら中学・・・
「うわあ学校が再開されたんだ」
「うんお母さんが言うには直哉さんの会社が街の復興に関する協力があったみたいだよ。まなつちゃん」
「そうなんだそう言えば直哉さんが言ってたね」
「貴方が娘達を助けてくれたんですか?」
「結果的に言えばそうなりますね。自分の名前は紫藤直哉と申します」
「あの大地震が起きる直前に、自分はたまたまあおぞら中学方面にある仕事場に行く時に被災をして、学校から避難してくる子達を仕事場に地下シェルターを完備してたので、子供たちをそこに避難させてました」
「申し訳ございませんでした。本来ならこんな誘拐紛いの避難ではなく、ちゃんと連絡すべきでした」
「いえ、頭をあげてください。直哉さんのおかげで沢山の子供の命が助かったのは、事実なのですから」
「ありがとうございます。それじゃあね。まなつちゃん、さんごちゃん、みのりちゃん、あすかちゃん」
「「「「ありがとう直哉さん」」」」
そして直哉はまなつ達を親に渡して自分の家に戻った。
「あの時の会社が復興支援してくれたのかな?」
「その通りですよ。まなつさんとさんごさん」
「「ええーー直哉さんどうして学校に?」」
「え、まなつさん忘れています?」
「花寺のどかです。よろしくお願いいたします」
沢泉ちゆです」
「平光ひなただよ。よろしくね」
「紫藤直哉です。皆さんよろしくお願いいたします」
4人の自己紹介が終わり授業が始まった。
「うん、直哉っちのお弁当は美味しいよ」
「そうね」
「ありがとうございます」
「「ああ――やっぱり直哉さん達だーー」本当だ――」
「げっもうばれた」
「何ですか?直哉さんそのげっは」
「私達が知ると嫌なんですか?」
「いや―そう言うわけじゃないんだけどね、あはは」
「じゃあ、説明してください何で転校してきたのかを?」
「あはは、だからね・・・」
「そう言う事があったはずですよ。そこから一応あおぞら中学の生徒のままですよ。僕達4人は」
「そう言う事だよまなつちゃん。学年は違うけどね」
のどかがまなつにそう言う。
「あーー思い出しました。確かにそんな事がありましたね」
「その設定を生かして僕達は学校に来たんです。それにトロピカル部で皆さんに伝いたい事があるので」
!!
「「わかりました」」
時は進んでトロピカル部部室にて・・・
「昨日のあおぞら市に現れたメガビョーゲンについて可能性が高いと思われる答えとして、あのナノビョーゲンはあまなつさん達の世界で作られた物と言う結果が高いだろうと思います」
「「「「「ええ――」」」」」
「どういう事よ」
「ええ、僕がこちらに来る前にこちらで複数出現したメガビョーゲンと戦う同じ頃にビョーゲンズとワイズマンが動き出したかを確認すると、ビョーゲンズもワイズマンも動く事は無かったので、恐らくブルーが残していたものをあとまわしの魔女の配下達の誰かが使えるようにした可能性があります」
「確かにブルーがあとまわしの魔女の配下達と一緒に出て来たりしてたわね」
あ、ブルー来たんだエルダちゃんに任せても良いのに」
「ああ、総力戦になりそうだし念の為にな」
「それにいい具合に贄が出来上がってるからな、ヌメリーこれを受け取れ」
そして、ブルーがヌメリーに一つの球を与えた。