「しかし、信じられないなあ。のどか達から聞いてもすぐには」
「そうね私もよ。のどか本当にトワさん達がそう言ったのね?確認するけど」
「うん」
のどかの両親が再びのどかに確認をする。
「そうね今の米田健二から離れた闇の力は放置するのはまずいわね。飛鳥可能な限り闇の力を融合世界と友好世界から取り除いて」
「了解」
「そして私達で再び結界を強化して、融合世界周辺にある7人世界と幼馴染世界に対しての監視強化をするから」
「レイさん僕達はどうすれば良いですか?」
「そうだな特殊遊撃部隊としては、中心世界に行って巴里華撃団から大神が帰還する前の時間でしばしの休暇として過ごしていてくれ。融合世界の中でなら移動も許可する」
「それで良いよな。トワ?」
「そうね、私達が動いてる間は融合世界の中の世界の重要イベント時間はほぼ動かないと思っていてね」
「わかりました」
「あと友好世界に行くのは控えてね、特殊遊撃部隊は米田健二の闇の力に対抗できる人物はいないからね」
「直哉君が、トワさんとレイさんに言われて融合世界の中での世界に行ってと言われたの」
「「成程」」
「「つまり今の直哉君と特殊遊撃部隊のメンバーでは、対処できないとトワさん達に判断されたのね」そう言われたんだ」
「うん」
「でも良かったじゃない。トワさんが直哉君を止めてくれて」
「え」
「だってトワさんて基本人任せでしょ?」
「うん、基本は特殊遊撃部隊のメンバーに任せるかな?」
「そんな人がちゃんと上司としての役目をしたと言う事はそれだけ私達が、のどかを大事にしてるようにトワさんも直哉君を大事に思ってるんじゃないかしら?」
「あ、成程」
「勿論特殊遊撃部隊のメンバー全員をトワさんやレイさんは大事に思っているから、今回の仕事に関してはそう言う結論じゃないのかしら」
「そう言えば家に来るのはもう1人ののどかだけかい?」
「あ、うん他の人は響さん達と一緒にちゆちゃんの家の旅館に泊まる事になってるよお父さん」
「そうなんだね。そう言う事なら直哉君はこちらに戻らないのかい?」
「ううん、直哉君はこっちに戻って来るよ。今は大帝国劇場に行ってるからいないけど」
その頃直哉は・・・
「久しぶりだな直哉。巴里華撃団と帝国華撃団をお前に預ける形となってすまなかったな」
「いえ、こちらも許可したのでお互い様ですよ」
「ただ・・・」
「そう言う事があり何とか大神さんを救出したんですよ」
「成程ねそう言う事態が起きて帝国華撃団には通達したんだね」
「そう言う事です」
「ですので僕達は帝国華撃団の送迎をするだけでしたがその途中で巴里華撃団の戦うべき相手以外の敵が出たので、響さんに対処を頼んだんですよ」
「それでライラック婦人。決まりました?巴里華撃団の5人の異世界で何を強化してほしいのか」
「ああ、それは、紫藤直哉貴方が決めてくれないか?」
「それは無理ですね。巴里華撃団総司令と言う立場にいるのはライラック婦人なのですから貴女が大本の方針を言って貰わないと、一時的に預かるこちらとしても計画が立てられませんから」
「そうなのかい?すまないねえ。ならあの子達に異世界旅行をさせてあげてくれないか?」
「あの子達は漸く解放されたからね。パリシイから」
「面識のないライラック婦人夫人から依頼をされるとは思いませんでした」