響とちゆひなたとエステルとヨシュアがゼムリア大陸に向かって出発してから3日後・・・
ナオヤ・ブライトとシャーリィー・オルランドは帝都の郊外にあるガレージのある家に来た。
「ここにリイン達がいるのか?シャーリィー」
「うん街の人に聞いたらここですと言われたから」
「でもお兄ちゃん。何でまたリイン達に会うの?」
それは・・・あり得ないと思った。俺達の知るあの村の惨劇がノイズのせいとは・・・」
「ああハーメル村か、だがそれも俺達のゼムリア大陸にとっては事実であることに代わりはない。当然お前達が知るシャーリィー・オルランドは結社の使徒になってるのだろうがはっきり言うが、それはシャーリー自身が決めた事だろう?そして俺達はお前たちからすれば過去のシャーリーだったとしても結社の使徒にならない可能性を考えずに決めつけるのか?」
「リィン・シュバルツァーお前は俺達のゼムリア大陸の全てを否定すると言うのか?」
「俺としてもなぜエステルの双子の兄として産まれたのかも知らないのに、リィン・シュバルツァー先程のエステルの実の兄妹が存在するわけがないと言ったよなそれはエステルに実の兄や弟や妹がいたらいけないのか?」
「こないだそう言って解き放したのに」
シャーリィーがそう言う。
「まあな少し気になってることがあってなその確認の為に来たんだ」
そう言ってナオヤとシャーリィーはリイン達の家の前で呼び鈴を押した。
ピンポン
「はいどなたですか?」
「こんにちはシャーリィー・オルランドでーす」
!!
玄関前でシャーリィーが名前を言うと家の中でバタバタしはじめた。
その一連を見ていたナオヤが呟いた。
「奴等の世界のシャーリィーはどんなことしでかしたんだ?」
そしてしばらくしてナオヤとシャーリィーは家に上がり居間でユウナとミリアムとリインと話を始めた。
「ナオヤ・ブライト今日は何の用だ。俺を笑いに来たのか?」
「いや、違うぞ少し確認に来ただけだ」
「「「確認」」だと」
「ああ、ユウナさんリインが現れた次元の裂け目は浅草に現れたので間違いないんだな?」
「それは間違いないわその時私達は幻獣と戦ったんだから」
「何!!幻獣だと)
「どうしたそんなに驚いてナオヤのゼムリア大陸でも幻獣はいるだろ?」
リインがナオヤに聞く。
「ああ、だが気になるんだ。幻獣が現れた状況が」
そしてユウナが幻獣が現れた時の事を話始めた。
「ねえヨシュアと直哉君あれを見て」
「なんだあの紅い植物は」
直哉とヨシュアが見た時浅草浅草寺周辺に紅い植物が大量に育っていた。
「直哉さん大変ですあの紅い植物を消滅させないと・・・あ」
「ねえ貴女あの紅い植物の事を知っているの?」
「はい・・・わあーー助けてーー」
エステルは入ってきた子を引き連れ紅い植物が生い茂る浅草浅草寺周辺に向かった。
「これが幻獣が現れる前の時の話です」
「やはりおかしいな)
「何がおかしいのか?」
「リインはわからないのか?イシュメルガとお前が来る前に黒の紅い花が咲き始めたろ?そこが気になるんだ」