「まあ逆に言えばチャンスですね」
「特殊遊撃部隊としての活動はどうしたらいいです?とりあえず米田健二の闇の力関連は終わったようですが?」
「ああ、それもあったわねとりあえずまだ、すこやか市に滞在してくれるかしら」
「わかりました」
「あの子が目覚めたら最悪の場合を想定してすこやか市に連れて行くから」
「成程彼女がプリキュアの世界から来ていたら普通にプリキュアの話がしやすいのはすこやか市ですね」
「そう言う事よ」
「トワからこう言われてるので」
「そうなんだ、確かにあのローズマリーさんがワイズマンが言った17番目のプリキュアの世界に関係する人だった場合、何かの原因で管理者の神殿に来てしまい、そしてローズマリーさんが追いかけてきたという流れなのかな?」
「恐らくそれに近い流れだと思います。それに・・・」
「ごめんなさいね、今私人を探しているの、ちょうど貴女達と同じくらいの女の子をね」
「「「女の子をですか?」」」
「ええ、写真を見て貰えるかしら?」
そして男性は1枚の写真をのどか達に見せた。
「かわいい」
「すみませんこの子の名前は何て言うんですか?」
ちゆが男性に聞く。
「ああ、それは・・・ゆいよ」
「ゆいちゃんなんですね?でもどうして名前だけなんですか」
「ああ、それは・・・別世界から探しに来たとは言えないし、私も出会ってすぐだから名前しか聞いてないのよ」
「成程そうなんですね」
「先程のどかお姉ちゃんの説明を聞いて疑問を感じたんですよ」
「え、疑問を」
「何故知人の名前を名字を言わないで名前だけしか言わなかったのか?」
「確かにそうだね」
「ローズマリーさんがゆいとしか言えない理由として考えられるのは、特殊遊撃部隊と同じ理由だとすればわからなくはないですね」
「成程」
「そしてここから言う事は予想ですけど、ローズマリーさんは17番目のプリキュアの世界とは異なる世界の人間の可能性がありますね」
「どういう事直哉君?」
「この話の続きは原作世界ののどかさん達とまなつちゃん達にも伝えたいので、沢泉に行きましょうか」
「わかった」
そして直哉と融合世界ののどかは、まなつ達ともう1人の自分がいる旅館沢泉に向かった。
暫くして・・・
「あら、のどかちゃんこんにちは」
「あ、ローズマリーさんこんにちは」
「今日は昨日の友達とは違うのね」
「初めましてローズマリーさん僕はのどかお姉ちゃんの弟です」
「あら、そうなのね」
「年齢は12歳です。ローズマリーさん質問ですけどローズマリーさんて異世界の人ですよね?」
!!
「何故そう思うの?」
「いえ、ローズマリーさんの周りにおにぎりのような妖精が見えるので」
!!
「貴方レシピッピが見えるの?」
「「レシピッピ?」」
「ああ、レシピッピは料理に宿る妖精よ」
「「成程」」
「どうやら17番目のプリキュアの世界は、食事関係のテーマみたいだねのどかお姉ちゃん」
「そうだね」
「へえ、あれがレシピッピて言うんだ」
「そうよ大人になるとレシピッピを見れる人が少なくなるからね」
「そうなんだ。いい事教えてくれてありがとう。ローズマリーさん」
「お礼にローズマリーさんが探している探し人のいる場所に連れて行ってあげますね」
!!
ローズマリーが驚いた直後直哉とのどかとローズマリーは、簡易ゲートを通り管理者の神殿に到着した。
「ええ――ここはどこなのよ――」