「あの件でシンフォギア世界の世界各国には恐怖を与える事となりましたし、その上シンフォギアと言う存在も世界各国に知られてしまった経緯もありましたし」
「まあ、その辺は気にしなくて良いわ。大事なのはフィーネの情報によると特殊遊撃部隊とコンタクトを取りたいと言っている人物がいるらしいのよ」
「成程、その人物の名は?」
「ウィルよ」
「へ、それって叔父さんが名乗っていたひとでは?」
「そう言えばお前の甥っ子はどうしたのだ?」
「ああそれは、米田健二とは会わないようにしている」
「ふむそうか、ウィルの予測通り紫藤直哉と米田健二が出会った場合の事を考えないといけないかもと思っていたがそこは大丈夫なのか?」
「ああ、そこは気にしないでお前の計画を進めろ叉丹」
「フッ、お前もお前の甥っ子も変わってるな」
「何がだ?」
「今だから聞くが、ウィル俺の正体を知ってるだろ?」
「ああ、知っているだが俺はお前の事も含めて間違っているとは思えない」
「何?どういう意味だ」
「何、簡単さ叉丹お前が見てきた人間は確かに自分が助かる為なら相手を平気で裏切ったりしてたろ?」
「ああ、そう言う人間の部分を見てこの世界には人間は不要と考えたのだ」
「俺と直哉はこの世界では甥っ子と言う立場になってるけどな、俺と直哉は元々二人は紫藤直哉と言う人間だったのさ」
「何!!どういう意味だ」
「叉丹お前はパラレルワールドを知ってるか?」
「俺はパラレルワールドにいた紫藤直哉なのさ」
直哉がそう言う。
「ええ、あの時はシンフォギア世界には直哉達が行けなかったから。彼の名を隼人に使わせたのよ」
「成程そう言う理由だったんですね」
「それでそのウィルさんが特殊遊撃部隊との接触したがってるんですね」
「ええ」
「おうなんだありゃ魔神なのか?」
「大きい」
!!
「まさかあれは、ネフィリム。あれまでゼムリア大陸に現れるなんて・・・」
「響さんあいつの事知ってるの?」
「ええ、これは直哉達に会う前の世界でフロンティア事変といわれる事件の元凶と言っていい自立型完全聖遺物なの」
かつての世界では、私の左腕を食べて爆発的に強くなりましたから」
「ええーー左腕を食べてですか・・・」
「一応言っておくわ。ウィルはネフィリムを使って英雄になろうとしていた男よ」
「ええ――じゃ以前響さんの腕があんな事になる原因を作った人になるんですね」
「そう言う事よ」
「後ヤラネーダを使役してるのはヌメリーと言う者らしいわ」
「「「「「「ヌメリー」」」」」ですって」
「ええ、どうやらタツノオトシゴが彼女を動かしたみたいね」
「流石ですね私の気配を感じるとは」
「貴方はタツノオトシゴなの?
フォンテーヌが現れた者に聞く。
「ふむ、成程貴女達が、ブルーが言っていたもう1組のプリキュアですか」
!!
グレース達は現れた者のブルーと言う言葉に警戒を強める。
「ああ、そう言えばお初にお目にかかります。私はあとまわしの魔女様の忠実な僕のバトラーと申します」
「「「「バトラー」」」」
「ちょっとあとまわしの魔女の部下の人が何で私達を襲うの?」
「すみませんね私は、霊力と言うのをに興味を持っていてですね」
「前回あおぞら市で貴女達の力を見る為にブルーが残したナノビョーゲンを多少アレンジさせたメガビョーゲンを放ったんですがね」
「あのメガビョーゲンを使ったのは貴方なの?」
グレースがバトラーに聞く。
そうですよ。それにブルーが言っていた異世界のプリキュアにも興味がありましたからね」
「一体何の為に私達に興味を持つの?」
「それは貴女達に惹かれて彼女が出て来たら面倒ですからね」
「ああ、確か彼はブルーの技術で来たと言ってましたね」