ああ、それは・・・」
「成程響さんを連れて行くと言う事はシンフォギア世界のイベントでもう1つのガングニールが出てきたんですか?」
「下手したらそのイベントが消滅するかも知れない可能性があるのよ」
「どういう事ですか?」
「直哉一応特殊遊撃部隊とシンフォギア世界の世界各国から敵対されていたわよね」
「ええ、あの件で」
「と、トワに言われた通り言いましたけど」
「そう、ありがとうね直哉やはり響はトラウマになってるのね」
「まあ、実際に他の人でも同じ事が起きればトラウマになると思いますけど」
「まさかあれは、ネフィリム。あれまでゼムリア大陸に現れるなんて・・・」
「響さんあいつの事知ってるの?」
「ええ、これは直哉達に会う前の世界でフロンティア事変といわれる事件の元凶と言っていい自立型完全聖遺物なの」
かつての世界では、私の左腕を食べて爆発的に強くなりましたから」
「ええーー左腕を食べてですか・・・」
直哉はネフィリムが人間を食べることに恐怖した。
「よし、女今回も左腕をあいつに食べさせろ」
「イヤーですよあんな思いは二度としたくないですよ。」
「響さん。あんな魔神みたいな者が僕達の世界にもいるんですね?」
「私がいるから恐らくね」
そして主に劫炎とレーヴェが巨大ノイズと自立型完全聖遺物ネフィリムに戦い始めた。
響は直哉を守りながら小型ノイズを倒していた。
「まあ僕でも自分の体の一部をそういう形で失ったらトラウマになりますよ」
「それでも直哉と2人の任務と言ったら受けたんでしょ、それに響はウィル博士やネフィリムとのトラウマをいい加減克服するべきと思うのよ」
「それは一理ありますけどシンフォギア世界にいるウィル博士がショックを受けないかが、心配ですけど?」
「ああ、それは・・・フィーネ側にこちらの響の情報をウィル博士に伝えて貰っての状況でのウィル博士が立花響に会いたいと言っているのよ」
「へえ、そうだったんですか」
「そう言えばシンフォギア世界に行って彼等と協力はしなくて良いんですか?」
直哉がトワに聞く。
「ええ、必要ないわ。前回の亜種型メガビョーゲンの時と状況がちがうし」
そう言ってトワが思い出す。
「亜種型メガビョーゲンの特徴は地球を蝕む事は出来ませんが、シンフォギア世界の状況からして増殖能力が発達しているみたいですね」
「成程、なら亜種型メガビョーゲンを完全に倒すには増殖元を探して倒すしかないのか」
「ええ、ここまで増殖すると全てを倒すのは無理ですから」
「そうだな」
「今回は亜種型メガビョーゲンなのでシンフォギア奏者の攻撃は効くはずなので」
「そう言えばこちらの技術が使われていると言ったが、亜種型メガビョーゲンを作り出したのは・・・フィーネなのか?」
「はいそうです」
グレースは、弦十郎達に説明を始めた。
「それはそうですね」
「それに、ウィル博士が会いたい特殊遊撃部隊には言ってるけど二課とは原作世界の状況と変わらない可能性もあるのよ」
「ああ、成程特殊遊撃部隊とは友好な態度を示して裏では原作と同じ動きをする事も考えての二課とは接触しないという答えなんですね」