「成程なブルーと言う者の技術が、16番目のプリキュアの世界の敵に使われていると言う事か?」
「簡単に言えばそう言う事です」
「フィーネさんこちらでの特殊遊撃部隊の行動についての確認ですがトワからこう聞いているんですが、間違いないですか?」
「一応言っておくわ。ウィルはネフィリムを使って英雄になろうとしていた男よ」
「ええ――じゃ以前響さんの腕があんな事になる原因を作った人になるんですね」
「そう言う事よ」
「後ヤラネーダを使役してるのはヌメリーと言う者らしいわ」
「「「「「「ヌメリー」」」」」ですって」
「ええ、どうやらタツノオトシゴが彼女を動かしたみたいね」
「流石ですね私の気配を感じるとは」
「貴方はタツノオトシゴなの?
フォンテーヌが現れた者に聞く。
「ふむ、成程貴女達が、ブルーが言っていたもう1組のプリキュアですか」
!!
グレース達は現れた者のブルーと言う言葉に警戒を強める。
「ああ、そう言えばお初にお目にかかります。私はあとまわしの魔女様の忠実な僕のバトラーと申します」
「「「「バトラー」」」」
「ちょっとあとまわしの魔女の部下の人が何で私達を襲うの?」
「すみませんね私は、霊力と言うのをに興味を持っていてですね」
「前回あおぞら市で貴女達の力を見る為にブルーが残したナノビョーゲンを多少アレンジさせたメガビョーゲンを放ったんですがね」
「あのメガビョーゲンを使ったのは貴方なの?」
グレースがバトラーに聞く。
そうですよ。それにブルーが言っていた異世界のプリキュアにも興味がありましたからね」
「一体何の為に私達に興味を持つの?」
「それは貴女達に惹かれて彼女が出て来たら面倒ですからね」
「ああ、確か彼はブルーの技術で来たと言ってましたね」
「ああ、その理由で間違いない。私はウィル博士が求める立花響との接触を準備していた時にシンフォギア世界に再びヤラネーダが人間のやる気を奪い始めた。当初は秘密裏にお魔達に対処して貰おうとしたのだが、世界各国がワイズマンショックを思い出してな」
「成程ワイズマンショックですか、言い得て妙ですね」
「連中にはノイズですら対応出来んからな。降魔やメガビョーゲンとヤラネーダに対応など出来る筈がないからな」
「この映像を見てみろ」
そしてフィーネが、映像を再生する。
「まあいい、私も前任者は嫌いだったからな」
「そんな事より風鳴弦十郎君私が君に連絡したのは何の為なのかわかるな」
「はい」
「よろしい、ただでさえあの立花響と言う少女をいろんな国が狙っているのだから奪われるなよ」
政府高官がそう言うと二課との通信を切った。
「ふう」
「お疲れ様です司令」
「ああ、あおい君ありがとう」
「まあ仕方ないだろう。政府としてはメガビョーゲンとヤラネーダの存在を隠すだけで精いっぱいなのにその情報を知られたくない国に漏れているんだからな」
映像停止・・・
「御覧の通り二課にも執拗に特殊遊撃部隊の行方を捜している。私としては今回二課に接触するのはお勧めしないぞ」