「よろしい、ただでさえあの立花響と言う少女をいろんな国が狙っているのだから奪われるなよ」
政府高官がそう言うと二課との通信を切った。
「ふう」
「お疲れ様です司令」
「ああ、あおい君ありがとう」
「まあ仕方ないだろう。政府としてはメガビョーゲンとヤラネーダの存在を隠すだけで精いっぱいなのにその情報を知られたくない国に漏れているんだからな」
映像停止・・・
「御覧の通り二課にも執拗に特殊遊撃部隊の行方を捜している。私としては今回二課に接触するのはお勧めしないぞ」
「わかってますよ。今回ウィル博士の件があるので二課とは接触するつもりはありませんよ。こちらも響さんからウィル博士の本来の未来を聞いていますし」
「一応こちらもシンフォギア世界の大国と繋がりをまだ持っているという前提で面会をするので」
「成程な」
「こう言う時に記録が使えるのは有利だな」
「いえ、そうとも限りませんよ。フィーネさん。まあシンフォギア世界の流れを変えてしまった自分達が言うのも変ですが、フィーネさん亜種型メガビョーゲンを作ろうとしたのは特殊遊撃部隊が初めてシンフォギア世界に来た時のメガ因子を手に入れたからでしょう?」
「ああ、そうだな」
「その時点で僕達のせいですね。本来その世界に存在してはいけない物をシンフォギア世界にあるのを見落としたんですから」
「まあそうだが、私は亜種型メガビョーゲンを起動させる事が出来なかったしな、そこまで気にする必要があるのか?」
「それはありますよ現状融合世界の内部の世界では、ギリギリ本来の流れになっていたんですよ」
「ワイズマンが亜種型メガビョーゲンを起動しなければ」
「ああ、シンフォギア世界の方は、フィーネが研究していた亜種型だがな」
「成程なら、ゼムリア大陸にいるのはワイズマンですか?」
「そういう事だ。直哉」
「「「「「「ええ――」」」」」」
「そういう事ですので、とりあえずリディアンまでの亜種型メガビョーゲンを優先的に浄化しますよ」
「「「「「「了解」」」」」」
「スタート!」
「プリキュア・オペレーション!」
「「キュアタッチ!」」
「エレメントレベル上昇ラビ!」
「「重なる2つの花!」」
「キュアグレース!」
「ラビ!」
「スタート!」
「プリキュア・オペレーション!」
「エレメントレベル上昇ペン!」
「「キュアタッチ!」」
「「交わる2つの流れ!」」
「キュアフォンテーヌ!」
「ペエ!」
「スタート!」
「プリキュア・オペレーション!」
「エレメントレベル上昇ニャン!」
「「キュアタッチ!」」
「「溶け合う2つの光!」」
「キュアスパークル!」
「ニャン!」
「スタート!」
「プリキュア・オペレーション!」
「「キュアタッチ!」」
「エレメントレベル上昇ラテ!」
「「時を経て繋がる二つの風!」」
「キュアアース!」
「ワン!」
「「「「地球をお手当て!」」」」
「「「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」」」
そして直哉は、キュアグレースの体内に吸い込まれた。
「うーーのどかちゃん羨ましい」
「ほら行くぞ太陽」
そして2人の響とグレース達は、情報を得るためにリディアンに向かった。
「フォンテーヌとスパークルこのメガビョーゲンは一体?」
「ああ、そう言えばアースは初めてだったね。このメガビョーゲンは直哉君が亜種がメガビョーゲンと言ってるよ」
スパークルがアースに説明をする。
「直哉君今回出た亜種型メガビョーゲンはまさか・・・ワイズマンの仕業?」
「はいレイとトワもそう言っていましたよ。グレースさん」
そして2人の響さんとグレースさん達が浄化した亜種型メガビョーゲンは全て分身体でしたけど」
「ええ――」
「そうだったのか」