リーンリーン
その時電話がなった。
「あ、私が出ますね)
そう言ってユウナは居間を出て電話の元に向かった。
「あ、直哉さんどうしたんですか?電話で連絡するなんて」
「ごめんなさいユウナさん今家にリインさんいますか?」
「ええ、いますよ、ナオヤ・ブライトさんと話をしているので」
「ナオヤさんもいるんですねちょうどよかったです。なら二人に伝えてください。急いで」
そして直哉はユウナに伝えた。それを聞いたユウナが・・・
「でえええええーー]
絶叫したのだった。
「その話は本当に?」
「ええ、先ほど先行してナオヤ・ブライトさん達のゼムリア大陸にいる響さんからの連絡で聞いたので間違いないです。これから僕ものどかさんと飛鳥ちゃん達を共にゼムリア大陸に行きますので)
そう言って直哉は電話を切った。
「嘘でしょ)
そう呟いたユウナはリイン達のいる居間に戻るのだった。
「お帰りユウナ、電話誰からだった?」
リインがユウナに聞く。
「はい、直哉さんからでした」
「それで何の連絡だったんだ?」
「ええ、ナオヤ・ブライトさんの依頼を受けた響さん達からの連絡でその中に・・・」
「ああ、俺が紫藤直哉に依頼したの受けてくれたんだな」
「うんどうしたユウナ?
「ナオヤ・ブライトの世界に大神一郎さんとマリア・タヂバナさんの姿を確認したそうです」
「「何だと!!」」
ユウナの言葉にリインとナオヤは驚いていた。
「うかつだった。まさかもう一つのゼムリア大陸にイシュメルガが移動しているとは・・・」
「それは俺も同じ気持ちだからな」
「ユウナ他には直哉さんは言っていなかったか?」
「後リイン教官にお願いという形でですが、リインさんは先にリベルアーク内で対決直前の劫炎のマクバーンと剣帝レーヴェを止めてほしいとの事です」」
「「何だと!!マクバーンとレーヴェをだとーー」」
「ええ、ナオヤ・ブライトさん達がいるなら彼の持つゲートを使って先にリベルアークに向かってくれた方がありがたいだそうです」
「しかし俺の持つゲートは使えないんだが」
「それは今は使えるみたいです。直哉さんが言うにはイシュメルガの意識が中心世界から逸れた可能性があり中心世界のゲート封鎖に綻びを見つけてゲート管理権を奪取したそうです」
「成る程イシュメルガの目的がリベルアークになったからか」
「紫藤直哉さんはそう見ているようです」
「リイン教官直哉さんの連絡は以上です」
「わかったユウナ、ミリアム、そしてナオヤ・ブライト俺に力を貸してほしい」
「はい」
「いいよリイン)
「ああ、シャーリィーゲートを開放してくれ」
「はいはい」
そしてリイン達はもう一つのゼムリア大陸に向かった。