「とりあえずクローゼ姫様私は今のゼムリア大陸の状況を直哉君に連絡をしてきます
「確かにその方が良いかも知れませんね、こちらの時間で1週間前くらいにあの空中都市リベルアークは現れて、それから3日前に再突入を試みたんですけどノイズ達の妨害ではない不思議な力によってリベルアークに入れなくなってしまったのです。それは結社のワイスマンも同様にです」
「これが結社の仕業ならワイスマン達が入れないと言うのが怪しいですしね」
そう言って響はお城から出ていこうとしたとき城の兵士があわてて響の元にやって来た。
「響様こちらにおりましたかルーアンに大量のノイズが現れたと報告がありました」
!!
「それは本当ですか」
「ええエステルさんからの連絡で響様に伝えてくださいと言われたので」
「わかりました」
そして響は急ぎルーアンに向かった。
その頃帝都の市民病院に入院していた直哉は週末の外泊許可がおりて一時的に自宅に戻っていた。
「ふうこちらの時間ではエステルさん達が向こうに行ってから1日が経ちましたね」
「そうだね直哉君」
「のどかさんも本当は3人で行きたかったんじゃないですか?」
「そんな事・・・無いとは言えないかな」
「そうですよね、全くトワさん達が厄介な世界を作るんもんだから」
「あら、それは正式な私達への文句かしら?」
「うわああトワさん)
「きゃあああ」
「いつから家にいたんですか?」
直哉がトワに聞く。
「あら、今まで気がつかなかったの?飛鳥と薫に用事があってね」
「「え、私達への用事ですか?」」
そう言って家の中にいた二人がトワの元に来る。
「そうなのよ、今から二人でマサキと本物のサイバスターを探してくれない」
「「え、マサキさんをですか?」」
「そうよ、サイバスターの力が必要なのよ」
「一体何があったんですか?」
「響はゼムリア大陸にいるのよね?ナオヤ・ブライトの依頼を受けて」
ええ、響さんを?どうしてまた」
「実はな、エステル達とワイスマンとの決戦が近くてな、ワイスマンは大型ノイズをコントロールしてリベル・アークに配置していることがわかり、一度リベル・アーク攻略戦は離脱して体勢を整える為撤退したのだ」
「成る程、確かに小型ならエステルさん達でも倒せると思いますけど大型ノイズは厳しいかもですね」
リーンリーン
その時エステルと共にルーアンに来ていたちゆが直哉の家に連絡をいれてきた。
「直哉さん、大変です。ゼムリア大陸に大量の小型ノイズがルーアン市に現れました」
「なんだってーー響さんはどうしていますか?」
「それがお城にいったまままだ戻ってきていないのです」