特殊遊撃部隊はトワの通達により中心世界の大帝国劇場の地下司令室に集められていた。
「皆集まってくれたわね」
「トワ一体どういう事よ守護者を大帝国劇場に呼ぶなんて何かあったの?」
「エステルがトワに聞く。
「ええ、これから守護者と直哉には大帝国劇場で生活をして欲しいのよ」
「「「「「ええーーどういうことですか?」」」」」
「簡単に言えばヤフキエル事変に似た動きがあるかも知れないの」
「「「「「ヤフキエル事変・・・あ、あれですか?」」」」」
帝国軍部では・・・
「ほうほうこれはいい機体だ、何より維持コストが格段に安い」
「ありがとうございます。これを機会に、わが社ダグラス社をよろしくお願いします」
「ああこちらこそだ」
こうして、帝国陸軍とダグラス社の軍事協力が、決定した。
だがこれは、後にヤフキエル事変と言われる、大戦なのだがこの闘いすらこれから起こる大戦の序章に過ぎない。
「ああ、そう言うこった直哉」
「実際に俺とかえで君に軍の正式な命令で、大帝国劇場から軍司令部に出頭命令が出ているからそいつを無視するわけにはいかん」
「それでなワシがトワさんに相談したらこういう形で話をしましょうとなったわけだ」
「成程そうだったんですね」
「そうよ理解してくれた?」
「ええ、理解しましたよ。確かにヤフキエル事変が起きたのは、巴里華撃団の戦いの後でしたね」
「そうねそれに特殊遊撃部隊としても用心しておくべきと思ってね」
「確かにね同時に司令と副司令にそんな命令を受けるなんて怪しいわね」
「そうですね。エステルさん」
「明らかに帝国華撃団を無力化した上で光武改等を手に入れたいと考えられる事も出来ますね」
「米田さんとしてはどう思いますか?」
「確かに帝国華撃団は軍司令部からすれば金食い虫のような立場だからな、少なくともお前達が見たヤフキエル事変の発端はそう言う部分が原因なんだろう?」
「確かにそうでしたね」
「だから敵がいるのなら自分達のいない間に動き出すかもしれん。そして直哉は臨時支配人を経験してるだろ」
「ええ――あれは・・・」
大帝国劇場にて・・・
「花組の皆さんんおはようございます」
「「「「「「「「ええーー」」」」」」」」
「どうして直哉さんがここにいるんですか?」
「織姫が、直哉に聞く。
「実は米田さんがお酒の飲みすぎで2週間ほど検査入院する事になって、急遽臨時支配人の仕事をする事となちまして」
「「「「「「「「成程」」」」」」」」」
「米田さんの検査入院と理由で受けただけですよ、トワさんどうするべきですか?」
「そこは貴方が考えなさい」
「米田さん1つ質問ですけど大神さんに帰還命令を出しましたか?」
「いやまだだが出した方がいいか?」
「ええ、その方がいいかもしれません。もし本当にヤフキエル事変事変に似た艇庫軍部の動きがあるとすればですが・・・」
「そうだな連中の監視が緩い時に出しとくべきだな」