「ああ、そう言う設定だったわね」
「私も久しぶりに思い出したわお兄ちゃんと裏直哉の関係を」
イヨもその事を思い出した。
「「ええーー米田健二と裏直哉君にそう言う設定があったんですか?」」
飛鳥と薫がそう言う。
「ええ、本来は融合世界になる前に米田健二関連を完全に終わらせる予定だったんだけど私達の予定より米田健二の暴走が強く7人世界と幼馴染世界を侵食してね、メルクとレイが協力して幼馴染世界のIF世界つまりミズキとナナそして飛鳥と薫が生まれるあの世界が生まれたのだけどその世界で飛鳥と薫の両親を殺したのが米田健二の部下になった闇に堕ちた紫藤直哉だったの」
「「成程」」
「本来は微妙に違うような気もするけどそう言う事にしておくんだね」
「ええ、大人の事情でね」
「でも、この事直哉さん達に伝えたの?トワ」
薫がトワに聞く。
「いえ、まだよ融合世界に関わる世界を封印する時に特殊遊撃部隊全員を封印対象にしてるから先に、裏直哉への準備が整って発動後に特殊遊撃部隊の封印を解くわ」
「そうなんだ」
「なら今直哉さん達は?」
「今融合世界のすこやか市にいるわよ」
「ただ意識はあるけどね」
「今の自分達の事もわかっているの?トワ」
飛鳥がトワに聞く。
「ええ、そこは動けないだけで直哉と守護者は話とかは出来るから今この話も直哉達は聞いているわ」
「一応この話も直哉達に知らせないといけないしね」
「それじゃあやるわよトワ」
「ええ、お願いイヨ」
そしてトワ達は行動した。
時を少し戻して・・・
「あいつがいれば恨みをはらそうと思っていたが、まあそれは後のお楽しみだな。今はこの世界の情報を集めることが先決だな」
「たくっ佐谷直哉として活動した記録が使えたら面倒な事をしなくていいのにな」
そう言って真宮寺直哉は融合世界の調査を始めた。
「とりあえずこの世界は自分の予想だと幼馴染世界の過去だと思うんだよな」
「漸く俺の時間だな。まず軽く降魔出したが、特殊遊撃部隊が出て来ると思っていたが、どうやら帝国華撃団とは別の組織のようだな」
「そして、ブルーがいないようだな」
「ただ大神さんが帝国華撃団にいなかったから恐らく大神さんは、巴里華撃団にいるんだろうな」
!!
その時真宮寺直哉の記憶の一部がイヨの力によって改変されたのだった。
管理者の神殿・・・
「ふう、とりあえずこれで真宮寺直哉の記憶は黒鬼会との戦いが起きている頃に改変したわ」
「わかったわ飛鳥と薫お願い」
「「はい」」
そして飛鳥と薫によって真宮寺直哉を融合世界から違う世界に移動したのだが、真宮寺直哉には気づかれる事無く成功した。
「「ただいま戻りました。トワ」」
「お疲れ様2人共」
「でも、これから真宮寺直哉はどうするの?」
薫がトワに聞く。
「とりあえず一時的とはいえ、融合世界から追い出せたから特殊遊撃部隊を復活させてこれからの事を話し合うわよ」
「ちなみにイヨ真宮寺直哉にはどの映像が見えてるの?」
薫がイヨに聞く。
「これよ」
「フフ、来たな帝国華撃団、そして我の欲する物空中要塞の制御装置よ」
「貴様は京極!!生きていたのか?」
「当たり前だ我があの程度で死ぬわけなかろう、出でよ我が配下達よ」
京極がそう言うと、金剛、土蜘蛛、そして鬼王が、帝国華撃団の前に現れた。
「ようまた会えたなさくら、直哉」
「貴方はまさか、金剛?」
「今度こそ貴様等を潰す」
「・・・ふ」
「鬼王この場は任せたぞ、行くぞ金剛土蜘蛛」
「「はっ」」
「・・・御意」
そう言ってその場には、鬼王が残った。そして鬼王は、木喰野実験で誕生した、降魔兵器を出現させ、さくらたちに襲わせた。
そして大神達は仲間を助けながら降魔兵器を撃退した時、ついにその時が来てしまった。
「がああああああ。」
その時直哉から尋常じゃない程の叫び声が聞こえ、事情の知らない隊員たちが驚いていた。
「ついに復活させてしまったか、空中要塞武蔵」
大神が呟くと同時に京極の声が聞こえて来た。
「鬼王退くのだ、武蔵が目覚め、制御装置も手に入れた以上もはやここに用はない」
京極の声が消え、帝国華撃団は上空を見ると、かつて、帝都に現れた聖魔城を超える大きさの建造物が浮いていた。
「「うわあえぐい所だなあ」」
「仕方ないじゃないあそこじゃないと駄目だって言ったのよトワが」
「「どういう事」」