新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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今回の話では突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりましたの最終回の話の部分があります


トワ達の緊急の話し合い3

「ああ、慌てないでよ。僕も漸く自由になる順番が来たのだから遊びたいからね」

 

「それじゃあね融合世界の紫藤直哉君」

 

そう言って魂状態の佐谷直哉は転移をした。

 

「どうやら裏直哉と佐谷直哉は裏直哉の力が弱まれば佐谷直哉は表に出て来れるみたいね」

 

「「成程」」

 

「そう言えば何で裏直哉の中に佐谷直哉さんがいるの」

 

飛鳥がトワに聞く。

 

「ああ、それは・・・」

 

「うっ何だこの映像は?これはもしかすると・・・」

 

 

「そうですよこれは僕の記憶ですよ、直哉さん」

 

 

!!

 

 

 

「何故お前が存在している?佐谷直哉、お前は兄さんに吸収された筈だ」

 

「あれ、聞いてないんですか?貴方は健二さんに捨てられたんですよ、姉弟揃ってね」

 

「何だと!!馬鹿な」

 

「嘘をつくなよ、佐谷直哉?」

 

「いえいえ嘘じゃないですよ、現にあなた達の現状を見てください」

 

 

そう言って、佐谷直哉は裏直哉に自分の状況を確認させた。

 

!!

 

「何なんだ?この姿はーーーー」

 

「俺とさくらの魂が何か機械的な物に作り替えられている」

 

 

 

「どういう事だ?佐谷直哉ーーー」

 

 

 

「ふふ、そんな大声を出さなくても聞こえますよ」

 

 

「これが終焉弐式の仕様ですよ」

 

 

 

「何だと!!」

 

「終焉弐式を起動させるには、強烈な闇の力を持つ魂を二つほど生贄にしないといけないんですよ」

 

 

 

!!

 

 

「つまり裏直哉さんが、地底王国であんな事をしなければ健二さんは終焉弐式を使う事をしなかったんですよ」

 

「何だと、それじゃあ兄さんは?・・・」

 

「・・・ええ、貴方の想像通り裏直哉お前が捨てた真宮寺直哉が受けた痛みすらを超える罰を受けるんですよ、今からね」

 

「このように米田健二の闇に飲み込まれた順番が佐谷直哉そして真宮寺直哉の順番だったからじゃないかしら?」

 

「その後もいろんな事があって、皆忘れてたわ」

 

「「成程」」

 

「まあ、今はそれよりこれからの事でしょう」

 

イヨが言う。

 

「とりあえず裏直哉を拘束している内にさっさと直哉と守護者を復活させなさいよ」

 

「そうね」

 

そしてトワは力を使い花寺直哉と守護者達を管理者の神殿に転移させて彼等の封印を解除した。

 

「あれここは管理者の神殿・・・どうして?僕は確かゆいさんと一緒に」

 

「うわあ、もしかしたらここおばあちゃんがいたら懐かしむかも」

 

「ああ、そうかもしれませんねゆいさんのおばあちゃんが子供の頃に見た事があるのがこちらでは現役ですからね」

 

「それでもやはりこちらで言う蒸気機関を使う物が多くなってますね」

 

「えっとそれは私達の世界で言う電気の事ですよね?」

 

「はい、ゆいさん達が持っている物でスマホがありますよね?」

 

「はい」

 

「僕達の部隊でスマホを知るのはプリキュアのメンバーだけですよ」

 

「ええ――」

 

「正確に言えば使いこなせるのはですけどね」

 

「ああそう言う事なんですね」

 

「そうです。トワにも言われたと思いますけど守護者達の時代が微妙に違うのでもしゆいさんが困ったら同じプリキュアの人に言ってくださいね」

 

「わかりました」

 

「さてと観光しながらゆいさんの日用品を買いましょうか」

 

「え、悪いですよ直哉さん」

 

「気にしないで下さい。ゆいさんこれは特殊遊撃部隊に協力してくれる全員にしてる事なので」

 

「でも・・・」

 

そして直哉が、ゆいの日用品を買う買い物をしていると悲鳴が聞こえた。

 

「きゃああ。降魔ーー」

 

 

「え、何何・・・きゃああ怪物だーー。直哉さんあれは何なんですか?」

 

「あれは、中心世界に存在する降魔と呼ばれる存在です。ゆいさん逃げますよ」

 

「え、直哉さん戦わないんですか?」

 

「ええ、今僕達は何も出来ません。ですが帝都を守る彼女達がいます」

 

「対降魔迎撃部隊の・・・」

 

「「「「「「「「帝国華撃団参上!!」」」」」」」」

 

「え、帝国華撃団何ですかそれ?」

 

「それについては避難してから話しますから避難しますよ」

 

「はい」

 

そしてゆいと直哉は避難をし、その後帝国華撃団の活躍で、降魔は撃退されたのだった。

 

「そうだゆいさんは?」

 

「落ち着きなさい直哉」

 

「え、トワどうしてここに?」

 

「どうしてここにってここは管理者の神殿だからね。私はここにいるんだけど」

 

 


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