「兄さん起きて下さい。時間ですよ」
「ううーんここは?あ、飛鳥ちゃん」
「起きましたね兄さん。兄さん一度トワに管理者の神殿に呼ばれた事を覚えてますか?」
「うん何とか覚えてるよ」
「そう、そして真宮寺直哉と佐谷直哉が交代して融合世界に現れたんだけど、まだ真宮寺直哉に融合世界の存在を知られないようにするために融合世界に関わる者を封印をしたの」
「特殊遊撃部隊も含めてね」
「そうだったんですかそれじゃあ真宮寺直哉君の件はトワと飛鳥ちゃん達で解決したんですか?」
「いえ、直接な解決はしてないわ」
「これを見て直哉」
「ああ、それは今真宮寺直哉のいる場所で7人世界と幼馴染世界のイベントを使い、真宮寺直哉の力の軽減をするの、特殊遊撃部隊が対峙しても問題がないレベルにまでね
「成程今トワは真宮寺直哉が初めてあおぞら市に来てたレベルまで下げたいのね」
「ええ、そう言う事よ」
「イヨと飛鳥と薫に頼んで一時的に行動不能にして貰ってるから」
「その間に私とレイで融合世界に新たなダミーとなる世界を作って真宮寺直哉を入れたから」
「成程ならその世界には特殊遊撃部隊としては関わらなくて良いんですね」
「ええ」
「ただ、融合世界に関連する世界の時間が巻き戻る事になるわ」
「それはつまり裏直哉が現れた中心世界の時間が戻ると言う事はまた巴里華撃団の戦いが始まると言う事ですか?」
「ええ、でもパリシイとの戦いの途中に調整するけどね後異界事変に巻き込まれた世界の時もね」
「確かそう言われて僕はまた眠ったと思うんだけど」
「そうですねその時から今は半年経ってます」
「ええ――半年も」
飛鳥の言葉に驚く直哉だった。
「ええ、安心して下さい。兄さん兄さん達特殊遊撃部隊を起こすと同時に融合世界は再び活動しているので」
「そうなんだ」
「ただ融合世界を再始動するにあたりデメリットが起きたみたいですが」
「ええ、デメリットが・・・」
「はいそれがこちらになります」
「ふう、漸く細かい所は融合世界を再始動させてチェックするとしましょうかレイ」
「そうだなトワ中心世界は太正15年の4月で良いのか?」
「ええ、直哉には嘘をつく事になったけど」
「まあ仕方ないだろう。巴里華撃団関連を最初からにしないと融合世界を再始動出来なかったんだから」
「それはそうだけど」
「最悪特殊遊撃部隊を巴里に行かすのは最後にすればどうだ?どうせパリシイとの戦いの部分はさせただろ」
「それも考えたけどね大神との関連を考えると前の流れの方がいいよな気もするし」
「まあその辺は急ぐ事もないだろう」
「そうね」
「まず融合世界及び友好世界のチェックをしましょう」
「ええーーパリシイとの戦いが最初からなんて・・・」
「どうやら中心世界で裏直哉が力を使った影響が原因で中心世界に影響が出ないようにするには、大神さんが巴里に行った頃からにするしかないようです」
「成程ね」
「じゃあ飛鳥ちゃん。異界事変のあれも消去したの?」
「いえ、そちらの方は無理のようですね。原因は兄さんの体に同化している16番目のプリキュアの先代プリキュアを元の世界に戻す事になりますから」
「あ、そう言う部分は元に戻すのが難しくて、時間がかかるんだっけ」
「ええそうですよ」
「そう言えば、飛鳥ちゃんここはどこなの?」
「ここは融合世界のすこやか市にある兄さんが一時入院した病院ですよ」