「あ、もしかして・・・」
「うーんここは・・・」
「あ、気が付いたねのどかちゃん」
「ええーー何でトワさんがここにいるんですか?」
「ありがとう何故ってここの病院の医院長だからよ」
「ええーー」
再びトワの言葉に驚くのどかだった。
「そういえば直哉君は」
「そんな大きな声を出さなくても隣にいるわよ直哉君は」
「よかった」
「さてとあまりにも時間が取れないからさっさと話すわよ響もいいかしら?」
「はい」
そう言って紫藤直哉の姿が立花響へと変化した。
「やっぱり直哉の意識がないときしか私はのどか達の世界では活動出来ないみたいですね」
「そうよ逆に言えば、シンフォギアの世界ではのどかちゃんが活動するにはこのタイミングでしか出来ないの?そう言う制約なのよ」
「は、制約で思い出したんですけど」
「ここあの時の病院なんだ」
「そうですよ兄さん」
「それじゃ、守護者達と他の協力者達は」
「守護者達と協力者全員この病院にいますよ。兄さんが目覚めたので、時期に皆さんが起きますよ」
「そうなんだ飛鳥ちゃん特殊遊撃部隊としての今後の予定に関して2人から聞いてない?」
「それは聞いてませんね。決定したとは」
「どういう事?」
「もうこんな無茶苦茶な依頼はやめて下さいよトワ」
「ねえ、直哉っち今は私達の知る直哉っちだよね?」
「そうですよひなたさん。僕の状態は以前ののどかさんの状態と同じと考えて良いですよ」
「実際あの時は直哉に負担をかけたしね」
「それを無駄にするのは気が引けるか?」
「ええ、流石にね」
「そうか、それで特殊遊撃部隊の再出発地点はどうするんだ?」
「そうね・・・」
「とりあえずプリキュア関連か海鳴市関連かそれの2つから決めようと思ってるわ。それでも直接介入はさせないわよ」
「こうトワが言ってたらしく」
「成程ね」
「それじゃ僕達特殊遊撃部隊としては、融合世界のすこやか市に待機と言う名目での滞在で良いのかな?」
「そうですね、後兄さん私は、和実ゆいさんと変わってますからね守護者を」
「ええ――どういう事?」
「和実ゆいさんを守る為の処置ですよ。和実ゆいさんは、融合世界に来てすぐに今回の件に巻き込まれたので、私が兄さんの守護者臨時をするよりは、和実ゆいさんにさせて融合世界について勉強しながら、兄さんをサポート役として付ければいいんじゃないかとレイさんの発案で試しにしてみようとなったんですけど」
「・・・うん、それは良いかも確かに・・・」
そして直哉は思い出す。
「うわあ、もしかしたらここおばあちゃんがいたら懐かしむかも」
「ああ、そうかもしれませんねゆいさんのおばあちゃんが子供の頃に見た事があるのがこちらでは現役ですからね」
「それでもやはりこちらで言う蒸気機関を使う物が多くなってますね」
「えっとそれは私達の世界で言う電気の事ですよね?」
「はい、ゆいさん達が持っている物でスマホがありますよね?」
「はい」
「僕達の部隊でスマホを知るのはプリキュアのメンバーだけですよ」
「ええ――」
「正確に言えば使いこなせるのはですけどね」
「ああそう言う事なんですね」
「そうです。トワにも言われたと思いますけど守護者達の時代が微妙に違うのでもしゆいさんが困ったら同じプリキュアの人に言ってくださいね」
「わかりました」
「さてと観光しながらゆいさんの日用品を買いましょうか」
「え、悪いですよ直哉さん」
「気にしないで下さい。ゆいさんこれは特殊遊撃部隊に協力してくれる全員にしてる事なので」
「でも・・・」
そして直哉が、ゆいの日用品を買う買い物をしていると悲鳴が聞こえた。
「きゃああ。降魔ーー」
「え、何何・・・きゃああ怪物だーー。直哉さんあれは何なんですか?」
「あれは、中心世界に存在する降魔と呼ばれる存在です。ゆいさん逃げますよ」
「え、直哉さん戦わないんですか?」
「ええ、今僕達は何も出来ません。ですが帝都を守る彼女達がいます」
「対降魔迎撃部隊の・・・」
「「「「「「「「帝国華撃団参上!!」」」」」」」」
「え、帝国華撃団何ですかそれ?」
「それについては避難してから話しますから避難しますよ」
「ああ言って、まだゆいさんに説明をしてなかったな」
「兄さんそう言う部分はちゃんとして下さいね」
「はーい」
そして飛鳥の説明は終わった。