「前鬼話は、後でするから、今は封印を解くよ」
「わかったぜ」
「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」
「鬼神ZENKIここに現臨」
こうして巴里を舞台に、鬼神とカルマの因縁の対決、再び始まった。
「「おおーーまさか本物の鬼をリアルで見れるなんて」」
2人の響が、興奮していた。
「ほうあの子供にそんな力があるとは」
ワイズマンは前鬼に興味を示したのだった。
「ふむ、興味がありますね」
そしてグレース達とワイズマンはその後もそのイベントを見るのだった。
「いいなあ。あの子直哉君と出かけれて、俺も直哉君と出かけたいな」
「その願い、我が叶えてやろうぞ」
「な、何だ!!うわああああ」
そして、実が大神に取り憑いてしまった。
「何今の?お兄ちゃんがお兄ちゃんじゃなくなったようなこの感じは?」
アイリスだけが、感じた大神の異変を。
「へえーーここはいま大正時代なんだ」
「千明ちゃんは、どれくらい未来の人なの?」
直哉は、千明に質問したが、千明は戸惑っていた。
「困ったわね。本当のこと言って、私達の歴史に干渉したら困るけど、けどこんなかわいい子供に、嘘なんて付きたくないよー」
「こら直哉君千明お姉さんを困らせたら駄目じゃない」
「ごめんなさい」
「!!さくらお姉ちゃん。嫌な感じのものがここに来るよ」
「ええ、私も感じるわ。一体何が来るのよ」
!!「千明俺様を召還しろ、憑依獣だこの匂いは」
「ええ、わかったわ」
「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」
だが、前鬼の封印は解けなかった。
「何で、封印が解けないの?」
千明があたふたしている間に、実に取り憑かれた人物が現れ、それを見たさくらと直哉は、驚いた。
「「大神さん」」
「何?憑依の実に取り憑かれたの、さくらさんの知り合いの人?」
「ええ、そうです」
「見つけた・・・直哉君」
そう言いながら大神は、直哉に近づくが、その直前に欲望を吸い取られ憑依獣となってしまった。
そして、今度は千明と前鬼が、驚いた。何故なら、大神が変身した憑依獣が元の世界で直前まで戦っていた奴だったのだ。
「どうだ鬼神と祓い師よ、呪力が殆ど使えない世界での生活は」
「何ですって」
「この世界では、呪力の変わりの力霊力が無ければならない」
「貴様らには無いだろう。死ね」
「そういうことか、さくらお姉ちゃん千明お姉ちゃん今から前鬼君の封印を解くから呪文3にんで唱えるよ」
「「わかったわ」」
「「「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」」」
「鬼神ZENKIここに現臨」
「何故だ!!鬼神の封印が何故解けた?」
「それはね、僕とさくらお姉ちゃんの霊力を呪力に変換したからね」
何だと!!」
「だからこういうことも出来るよ、千明お姉ちゃん超鬼神になる呪文を唱えて」
「超鬼神力、ヴァジュラマサラ、サムスカーラ」
「五大招来」
ラジャス超鬼神ZENKIここに現臨」
「ね、出来たでしょ」
直哉は、笑顔で言う」
「闇を切り裂く武器となりて、我に力を貸したまえ時の覇者よ、金剛龍よ」
「馬鹿な金剛斧まで、呼び出せるとは」
「覚悟しろよ、憑依獣」
そして戦いは始まった。
「「「「・・・何なの?あの怪物」」」」
「大神さんが怪物になったんだけど」
「落ち着けスパークルあの現象は異界事変の時も見ただろう」
「そうだよスパークル」
「それにしても、人の欲望を糧に成長する憑依の実ですか・・・」
「確かに憑依獣とメガビョーゲンは似ていますね、まあメガビョーゲンを超えるメガビョーゲンに進化したらナノビョーゲンに感染するものに人も入るかもですね」
「確かにそうね。ダルイゼンシンドイ―ネグワイワルが進化すれば、ナノビョーゲンも進化すると考えられるわね」
「皆さん戦いに変化がありましたよ」
「「「「ええーー」」」」
「ほうこれは面白いですね」
「馬鹿なこの我が負けるだとーーありえん」
憑依獣はそう言いながら消滅した。そして大神は助けられたが、さくらと直哉が見てないところで、千明たちも元の世界へと戻って行った。
「さて我々も行きますか?」
「え、まだ行くの」
そしてグレース達とワイズマンも別の時間に跳んだ。