「あ、2人共戻って来たのね」
「ええ、まさかワイズマンと時間旅行をする羽目になるとは思いませんでしたよ」
「そう?それにしては憑き物が取れたような感じがあるわね」
「ああ、そう言う風に見えるのは融合世界の前の世界を客観的に見た事で僕の中にあった真宮寺直哉に対する恐怖が消えたからだと思います」
「そう、良かったわね」
「はい、トワ特殊遊撃部隊の今後について「どうするつもりですか?」
「ああ、それは・・・考えてるわよ緊急の問題が起きない限り特殊遊撃部隊は融合世界の内部の世界の問題をしながら17番目のプリキュアの世界を融合世界に転移させる準備をするチームにわけるわ」
「「ええーー」」
「トワ正気ですか?17番目のプリキュアの世界を融合世界に転移させるなんて」
「ええ、私も確実に成功できるかは未知数だけど、ワイズマンのあれで、和実ゆいとローズマリーとブンドル団のキャラがいないのは、17番目のプリキュアの世界にとっても悪影響を及ぼす可能性があるのはわかるでしょう?」
「「ええ、それはわかりますが・・・」トワさんそれ以外の手段はないんですか?」
「無いわね・・・和実ゆいの事を考えるとこのタイミングでしなければ、家族や友人に二度と会えないと伝えないといけなくなるわね」
!!
「そんな」
「確かにそうですね。もう1つすこやか市にしても16番目のプリキュアの世界のあおぞら市にしてもどういう経緯を通ったとしても最終的に融合世界の友好世界とする事でその世界の安定と安全を確保する為にしてたんでしたね?」
「そうよ友好世界の場合はいずれ戻る時の事もあるかも知れないしね」
「戻る時?」
「そうよ、まあもう1つのすこやか市は対象外だけどね」
「現状で言えば16番目のプリキュアの世界が対象になるわね」
「え、どういう事ですかトワさん」
「おおっといきなり出てきたわねキュアオアシス」
「あ、すみません」
「良いわよ説明してあげる・・・と言ってもこの映像を見ればいいのだけど」
「ええ、それができれば良いですけど、状況的に無理と思うので、トワさんお願いです私に一時的に霊力を使えるようにしてください」
!!
「「のどか本気?」のどかっち」
「ちゆちゃん、ひなたちゃん。私は本気だよ。いつまでも融合世界私達に頼れないし」
「ふむ、まさかそう言うお願いが出てくるとはね」
「花寺のどかさん。貴女が霊力を持つ事の意味考えたことある?」
「え、それはどういうことですか?」
「世界というのは不思議でね。貴女達の世界が表だったら。この融合世界が裏なのよ」
「ほとんどの場合本来持つべきではない力を得た場合いかに表の住人が得た場合裏の世界の住人になるのよ」
「花寺のどかさん貴女は直哉から聞いたはずよ。プリキュアがキングビョーゲンを倒すのに必要な人数を」
!!
「しかしそうすると邪魔なプリキュアが8人になりますが?」
「そこは問題ない。むしろプリキュアとてすぐには連携は出来まい」
「成る程その原因は、こちら側のプリキュアの紫藤直哉という風に仕向けるんですね」
「そうだった。直哉君が教えてくれた人数は8人のプリキュアだった。つまり後1人いないとキングビョーゲンには勝てない」
「貴女は表の世界を捨ててまで霊力が欲しいの?」
「・・・」
「できる事なら捨てたくありませんけど、捨てないと勝てないなら捨てます」
「そう・・・なら直哉彼女達に例の物を渡して」
「はい、わかりました」
そして直哉は原作世界の3人に3色の宝玉を渡した。
「「「これは、何ですか?」」」
「これは直哉の力を封じ込めた宝玉よ。ピンクはのどかで、ブルーは沢泉ちゆ、イエローが平光ひなた専用の宝玉よ」
「え、つまりどういう事ですか?」
キュアオアシスがトワに聞く。
「つまり貴女の世界16番目のプリキュアの世界の対となる世界が融合世界の出来てないから、表の世界なのまなつ達の世界わね」
「そこはわかるわよね」
「ええ」
「でも直哉さんはまなつちゃん達に宝玉を渡してましたよ」
「ああ、それは・・・まなつ達が融合世界に関わった記憶をいつでも消せるようにあの子達に渡してあるの」
「勿論現状16番目のプリキュアの世界を友好世界から外さないわ。だけどそう言う可能性がある事は知ってて欲しいの」