そう言ってプレシア・テスタロッサは、アリシアの亡骸を抱え虚数空間に落ちようとした時、死んでいる筈のアリシアが喋った。
「アルハザードに行くのなら1人で行ってねお母さま」
!!
「アリシアーーー」
「これは本当に起きた事なのか?」
「ええ、間違いないわ」
「ふむ、しかしアリシア・テスタロッサが生きていて実の母親を虚数空間に落とすとはな」
「ええ、私も驚いたわよ」
「それでトワ直哉に何を言った?」
「ええ、それは私達は関与はしてないわ。ただヒミコやイヨがアリシア・テスタロッサに仕込んでいたという可能性があるけど」
「成程」
「後可能性があるとすれば、融合世界の一時的に封印状態した影響もあるかも知れないけど・・・」
「少なくとももう少し調べて見ないとね」
「わかりました」
「後直哉、17番目のプリキュアの世界の転移についてだけど世界の場所は見つける事が出来たんだけど」
「本当ですか?」
「ええ、そうなんだけど。ありえないんだけど落ち着いて聞いてね」
「はい」
「17番目のプリキュアの世界は既に融合世界に組み込まれていて、封印状態だったのよ」
「ええーー」
「いつ融合世界に組み込まれてたんですか」
「それが・・・」
「がああああ。おのれーー立花響ーー」
「これで終わりだ――京極再び地獄へ帰れ」
そして健二の光武改の武器が偽りの魔神器の珠を貫いた。
そして珠の消滅と共に空中要塞武蔵と共に神王も崩壊していくのだった。
帝国華撃団は武蔵の中で簡易ゲートを使って万能戦艦に戻るのだった。
「これによりマスターが朧を殺して連れてこいと言ったから来たのよ。さて私は失礼するわよ」
夜叉がいなくなった直後、融合世界全ての世界で大地震が起こりその地震により、偽りの魔神器による封印の影響を受けた大神一郎を乗せた船と16番目のプリキュアの世界が、もう一つのすこやか市に隣接する形で出現したのだった。
その後大神一郎は、真宮寺さくらによって封印を解除され、さくらの希望により何事もなく。特殊遊撃部隊により大神と船は中心世界に戻り、中心世界の巴里に向かう航海を続けるのだった
そしてこの地震は、融合世界の内部の世界にも新たな変化をもたらす事になる事を、トワ達もそして特殊遊撃部隊も知る事は現時点では無かった。
「この時に17番目のプリキュアの世界は作られていて融合世界に組み込まれていたみたい」
「とりあえずそう説明をしたわ」
「念の為に直哉がこちら側の方に合流するわ」
「何!!良いのか」
「いいもわるいもないわ、優先度的に考えたらそうするべきと思うけど?」
「確かにな、だが向こうには和実ゆいがいるだろう?そちらは良いのか」
「ああ、それは問題はないわ。今回の件は響にしか伝えないでと言ってるから」
「成程な、確かにこの形ならば余計な説明も省けるな。だが、直哉の負担は増えるが」
「仕方ないでしょうまさかこんな形で、17番目のプリキュアの世界の原作世界に異変が起きてるなんて想定外よ」
「確かにな・・・だが原作世界に行かせるわけにはいかんな」
「ええ、そうね」