「どちらにしろ17番目のプリキュアの世界の転移作戦は中断ね」
「融合世界が取り込んだ世界が表世界の世界になる可能性もまだあるからね」
「そうですね」
「それでは自分今から、管理者の神殿に戻りましょうか」
「・・・うーんそうねまた、想定外な事が起きそうだから」
「わかりました」
そして直哉は響にだけトワとの話し合いの事を伝え、管理者の神殿に戻った。
「さてと、少し僕だけ早い帰還になったけど仕方ないかな?」
「あれ直哉君どうしたの?海鳴市に行ってるんじゃ」
「ああ、のどかさん実は海鳴市で想定外な事がありまして」
「想定外な事?」
そう言ってプレシア・テスタロッサは、アリシアの亡骸を抱え虚数空間に落ちようとした時、死んでいる筈のアリシアが喋った。
「アルハザードに行くのなら1人で行ってねお母さま」
!!
「アリシアーーー」
そしてプレシア・テスタロッサは1人虚数空間に落ちて行くのだった。
「さて、私は行くね待ち合わせしているから」
「待てアリシア・テスタロッサ、確実に死んでいた筈だどうして生きている?」
「フフ、さあ何故でしょうねクロノ・ハラウオン君」
「何故僕の名前を?」
「それだけじゃないわよ知ってるのは」
そう言ってアリシアが話し出す。
「へえ、貴女が無断調査をしている艦の艦長ね」
「貴女は誰ですか?」
「私はトワよ、今貴女達がいる世界とその他の世界を管理している者よ」
「世界を管理しているだとバカバカしい・・・うっ」
!!
「「クロノ」クロノ君」
「貴女クロノに何をしたの?」
「そこの子供の周りだけ空気を消滅させたわ、私の言葉を信じようとしないようだったからね」
「わかりました・・・だから」
「嫌だねこれだから時空管理局と言う組織は駄目だわね。良い貴女達は無断で私の管理するこの世界に来て色々してくれたわよね?」
「それは・・・」
「こちらとしても侵入者対策の為の仕掛けを起動したに過ぎないの」
「勝手に調査されていい気持ちなわけないわよね。リンディ・ハラウオン大事な夫を、闇の書に殺されたんでしょう?」
!!
「貴女どうしてそれを?」
「あら、怒ったの私は貴女達のやった事と同じ事をしてるのよ」
!!
「わかりましたこちらでの全記録を消去しますこれで良いですね?」
「駄目ね貴女達全員私の部下になりなさい。それで許すわ返事の期間は2日あげるわ」
!!
「それじゃあいい返事を一応期待してるわ」
そう言ってトワが消えるとクロノの周りの空気が復活した。
!!
「何故アリシア・テスタロッサ君が知っているんだ?」
「さあ、どうしてかな?クロノ君私の事よりももっと気にする事があると思うけど」
「何?どういう事だ」
「あははそれじゃあねクロノ君私は帰るね・・・あ、そうそう私はフェイトに恨みはないからと伝えてね」
アリシア・テスタロッサはそう言うと姿を消したのだった。
「そう言う事が時の庭園で起きたので、トワさんとレイさんに相談をしに帰って来たんですよ」
「そうなんだね、それじゃあ少しはこっちにいるの?」
「ええ、海鳴市はイヨさんとヒミコさんの作った世界ですしね」
「そっか、アリシア・テスタロッサさんが生きているのは本来なら流れが違うけど、イヨさん達が意図的に生き返らせたとしたら・・・」
「そうなんですよその可能性もあると思い戻ってきました」
直哉はそういい、のどかと別れトワの執務室に向かった。