「イヨさんは自分の知らない世界の力に興味を持つ事が多いので、それがプリキュアの力でも、魔法でもそれは変わらないと思います」
「「確かに」」
「ですが、海鳴市は、幼馴染世界との繋がりが強く出るのはイヨとしても避けたかったのでしょうね」
「だからこういう弊害がメインキャラクター達に出たのでしょうね」
「「成程」」
「それで直哉君。明日以降の私達の行動はどうしたらいい?」
響が直哉に聞く。
「響さん達と新生帝国華撃団の皆さんは当初の予定通り消えたアリシア・テスタロッサの捜索をしながら、もうすぐもう一度高町なのはちゃんに時空管理局が接触すると思うので、なのはちゃんをマークして下さい」
「なのはちゃんの原作世界では時空管理局が、なのはちゃんと合流前に闇の書事件が起きるんですけどここではそれは起きてません」
「「そうなんだ」」
「その事件が起きないのは確定とは言えませんが、アリシア・テスタロッサさんの存在が影響しているのかそれともイヨさん達が起こさないようにしているのかはわかりませんが」
「わかったよ直哉君。残りの滞在期間で、アリシア・テスタロッサの捜索と時空管理局との接触出来るように頑張るね」
「はい、頑張らなくてもそう言うイベントが起きるのを確認出来ればいいので」
「そうだったね」
「それで私達はどうするの?」
「のどかさん達はこちらの海鳴市に起きているメインキャラクター以外の人達及び事象の変化の調査ですね」
「案外メインキャラクター以外のキャラの変化があったとしても気づきにくいですし」
「「確かに」」
「のどかさん達は3日目で海鳴市を一時的に離れますけど」
「え、何でなの?直哉君」
「ああ、それは・・・誠十郎さん達に見られたからですよ」
「あ、それならあそこに行きましょうか」
響がそう言うと翠屋にやって来た。
「「「・・・ええーー何で皆がいるの?」」いるんだい」
響達3人は翠屋にいたのどか達とまなつ達を見て驚くのだった。
「ああ、それは・・・トワさんの依頼で」
「海鳴市のお菓子が無いので17番目のプリキュアの世界に関する仕事は中断すると言い出したので」
「ああ、何となくわかるよのどかちゃん。それじゃあ私達とは合流しないんだね?」
「一応誠十郎さん達にそう説明している以上響さん達が戻るタイミングで戻ったら怪しまれると思いませんか?」
「17番目のプリキュアの世界はあおぞら市と同じと考えてる誠十郎さん達に」
「そうだね。私も17番目のプリキュアの世界の事を知らなければあおぞら市のように融合世界から離れた世界だと思う」
「でも直哉君。17番目のプリキュアの世界は融合世界が取り込んだの?」
「その辺りの事は融合世界が、封印状態にしているので何とも言えません」
「そっか」
「これはあくまでも可能性ですが融合世界が取り込んだ17番目のプリキュアの世界は原作世界世界ではなく裏の世界なのではと僕は考えています」
「「つまり融合世界が作った世界と考えてるの?直哉君は」」
「はい、僕はそう考えてますが、和実ゆいさんそしてローズマリーさんとコメコメに関しては、原作世界の住人と言う可能性も捨てきれませんけどね」
「「成程」」
その後直哉達は話し合いを終えそれぞれの部屋で寝るのだった。