「あの頃の米田健二は、まだ無害の状態だったとレイから聞いてるし」
「そうか、この運命の出会いが文字通り米田健二の運命を変えたのね」
「皮肉な事に7人世界も幼馴染世界もその影響を受けて消滅したけどね」
「あのー2人共昔話も良いですけど・・・本来の話をしませんか?」
「「はっそう言えば忘れてたわ」」
「2人共忘れてたんですか?」
「「うん、どこまで言ってた?」」
「やあトワちゃん元気?」
「何の用事なのメルク」
「うん過去の紫藤直哉達を融合世界の中心世界に行かせたから宜しくね」
「はあーー」
そしてメルクがその経緯を話す。
「僕としてもメルクの希望で来てくれた彼女達の世界を混乱させる原因にはなりたくないですよ」
「ああ、それは大丈夫よ」
「後から融合世界の管理者に連絡しておくから」
「・・・それなら良いですけど融合世界にどう行けばいいのでしょう?」
「それはこれを使うのよ」
そう言ってメルクは融合世界で使われている簡易ゲートを出した。
「そう言う訳で家の直哉と紫藤なのはを送ったからよろしくね」
「なっちょっと待ちなさいメルク」
「貴女これが目的で直哉達の戦いに対して手をだすなと言ったの」
「あの時の紫藤直哉さんの言った管理者は紫藤直哉さんと帝国華撃団に接触するなと言ってたので、少なくともメガビョーゲンとヤラネーダを知らないと明確にそう言う事は言えないと思うのですが」
「そうよ、トワちゃんが勝手に私達の世界に特殊遊撃部隊を送って来るからよ」
「それはこちらでも確認しないといけない事があって」
「何があったの?」
そしてトワが話す。
「「ああ、思い出したわ」」
「それでメルクさん今回19歳のなのはさんと紫藤直哉さんを融合世界の中心世界に送った理由は、以前こちら側の要請した事に対するお返しですか?」
直哉がメルクに聞く。
「そうよ私の命もわずかだし幼馴染世界の直哉を通して私達の上司が作りたかった世界を見たいのよ」
「成程・・・トワどうします?」
「そうね直哉はのどか達だけを連れて、メルクが送り出した2人と中心世界で合流して」
「君達少しいいかな?」
「「「「はい」」」」
「単刀直入に聞くけど君達は一体何者なんだ?」
「それは未来が見える直哉さんが、何故私達に聞くんですか?」
!!
「何故君達が僕の能力の事を・・・知っている?」
「未来が見える事は、ほとんど知られて無いのに」
「その能力を使って私達の事を知れないと言う現実を見てください。紫藤直哉さん」
「私達は、真宮寺直哉君の7人世界と貴方の世界幼馴染世界が滅んだ後に出来た世界の住人だからですよ」
「なっ馬鹿な僕達の世界と7人世界が滅ぶありえない」
「残念だけどその子達の言葉は事実よ直哉」
「その声はメルク」
紫藤直哉がそう言うと、メルクが現れた。
「あ、メルクさん」
「久しぶりね花寺のどかとラビリンそして融合世界の紫藤直哉君」
!!
「メルクさんまさか記憶があるんですか?」
「ええ、あるわよと言うより貴女達の世界の彼女から連絡があってここに来たのよ」
「ええ――じゃあ彼女は知ってるんですね?」
「ええ管轄外だから動いてないだけよ。それにしても紫藤直哉君出て来てよ」
「あの時の記憶を持つ紫藤直哉とならあの子達が良いわよ」
「確かにそうですね」
「ですが合流後はどうすれば?」
「ああそれならそちらの世界の事件に参加させてね」