「そうね直哉はのどか達だけを連れて、メルクが送り出した2人と中心世界で合流して」
「「・・・」」
「そう言う事なのですよ」
「「何と言うか・・・」こんな事になって融合世界は大丈夫なの?」
「ああ、それはトワとレイさんが対処したので」
「貴方はメルクから聞いてるのでしょう?」
「自分の役目と使命を」
「ああ、それは僕達となのは達が協力して米田健二を倒しなさいと言われてるけど、融合世界そして新たな管理者の協力者の君達がいると言う事は僕達は米田健二に負けるんだね」
「いえ、貴方は闇堕ちした自分に負けるのよ」
「・・・そうか」
「米田健二とすら戦えないのか・・・」
「お兄ちゃん」
「まあ、私が言っているのは融合世界の存在を知らなかった紫藤直哉の末路よ」
!!
「「それって僕達の運命が変わった?」運命が変わったの?」
「ええ、変わったわ2人にとっては最悪かもしれないけどね」
「「「「え、まさかトワさん一時的に直哉さんに隼人さんの役割をさせる気ですか?」」」」
のどか達と融合世界の直哉がトワに聞く。
「ええ、一時的にその役割と言うか中心世界に限定するけどね」
「「「「成程」」」」
そしてトワは過去の紫藤直哉達に説明をした。
「「成程」」
「別に貴方達がこちらの世界で動く事を制限するつもりはないから」
「「ええーー良いの?」良いのかい?」
「別に良いわよ過去の幼馴染世界から来る時にメルクが使った簡易ゲートには融合世界の滞在許可がないとそもそも渡せないから」
「そんな仕様になってたんですね」
「つまりあの時にメルクが簡易ゲートを出した時には既に許可がおりていたんですね」
「そう言う事よ。ただ過去の世界から来た人間の滞在は前例がないから貴方に、こちらの世界で行方不明になっている人物の代役をして貰いたいのよ」
「ちなみにその代役をする人物の名前は?」
「この映像を見て頂戴」
「貴方その感じだとブルーの時の記憶が戻ったのかしら?」
「ああとりあえずはな、紫藤直哉が闇墜ちしたというところまではな」
「成る程ね)
「レイにトワ、この融合世界をどうする気だ?」
「どうするとは?)
「お前達が再び4つの世界を作り、創造伸の望む世界を再構築するのが目的ではないのか?」
「それは違うわね、融合世界を作り上げたことで、私達は目的は果たした事になってるの)
「それじゃ、幼馴染世界が何故復活している?あの幼馴染世界が・・・」
「あの世界は俺が紫藤直哉からブルーになったことにより全ては消えた筈なのに」
「やはりあの世界は貴方が紫藤直哉だった頃の世界なのね」
「ああ、恐らくな飛鳥と薫が入れなかったんだろ?」
「この映像は融合世界の初期の頃で彼の前世は貴方よ」
「「ええーー」」
「正確には闇堕ちした紫藤直哉の方だけどね」
「うわあ、本気でトワさんが隼人さんの代役を過去の直哉さんにやらせる気なの」
「いくら何でも無茶苦茶ですよ」
誠十郎と響がそれぞれが言う。
「まあ、僕も無茶苦茶と思いますがあの親子にやめて下さいと言えますか?」
「「・・・言えません」」
「ですので、しばらくの間は2人に融合世界の世界を案内する感じになります。現状特殊遊撃部隊に協力者も含めての全員で今回の依頼を受ける事になりました」
「うわあ、大変だーー」
「でも直哉さんどういう順番で融合世界を案内するんですか?」
「ああ、それは・・・まず過去の直哉さん達が面識を持つのどかさん達の世界から行き、終点が海鳴市の予定ですよ」
「「成程」」
「現状では最初の世界と最後の世界しか決めてません」
「あえてですが」
その後誠十郎と響への説明が終わり融合世界の直哉は自室に戻る途中で紫藤なのはと遭遇してしまった。