「そうですね、イシュメルガがソロモンの笛でノイズを操ったもしくは出現させたところを見た可能性もありますけどね」
「成る程浅草の時ですね」
「ええ、あまり信じたくないですけどイシュメルガは浅草の時に大神一郎を手に入れる為の行動とは思いませんでしたけど」
とにかく翼さん達がこちらにこれた場合家ではなく大帝国劇場に来て下さい。米田さんに伝えておきますので」
「わかりました」
そして直哉は翼との通信を終えた。
その直後米田に連絡をした。
「おう、直哉どうした?」
「米田さん帝国華擊団の様子はどうですか?」
「ああ、大神とマリアが同時に抜けたのがかなり痛いな。隊員達のモチベーションを維持するのも苦労している」
「そうですか、米田さんこちらの世界に翼さん達が来るときに大帝国劇場に来て下さいと言ってますので」
「何どういう事だ?直哉」
「ええ、実は・・・」
恐らくワイスマンはこの時の事を知っているんだよエステル」
「まさか」
「結社の情報収集能力を甘く見ない方がいい、それにエステルには悪いけどナオヤさんも今は結社側だし、ワイスマンに伝えている可能性も高いと見た方がいい」
「・・・」
「ええ僕もそう思います。少なからずともワイスマンはエステルさんとヨシュアさんが小型ノイズを倒していることを知り巨大ノイズを配置した可能性が高いと思います」
米田に直哉は病院で話した事を伝えた。
「成る程な響がゼムリア大陸に行ったから翼達にこちらの世界に派遣してもらえるように頼んだのだな。」
「ええ、そうです。イシュメルガはリインさん達の世界のエステルヨシュアさん等にも恨みがあるようなので、もしかしたら交流のあるゼムリアに攻撃をする可能性もあったのでこちらの響の派遣依頼があったんです」
「成る程な、響を派遣したと言うことはノイズもイシュメルガに奪われたのか?」
ええ昨夜ですけど正式に要請がありましたので響さんをゼムリア大陸に派遣をして欲しいと」
直哉すまないがシンフォギアを纏える者をこちらに連れてきて欲しいんだ)
「ええ、響さんを?どうしてまた」
「実はな、エステル達とワイスマンとの決戦が近くてな、ワイスマンは大型ノイズをコントロールしてリベル・アークに配置していることがわかり、一度リベル・アーク攻略戦は離脱して体勢を整える為撤退したのだ」
「成る程、確かに小型ならエステルさん達でも倒せると思いますけど大型ノイズは厳しいかもですね」
「だから念のためにシンフォギアを纏える者をこちらに連れてきて欲しい」
という依頼があり、響さんよろしくお願いいたしますね)
「ええーー直哉君は来ないの?」
「僕の場合は外泊許可が取れれば行けますけどね」
「じゃあ外泊許可が取れなければその依頼はキャンセルなの?」
「いえ、キャンセルはありませんその場合は響さん一人で行ってきて下さい)
「そんな・・・)
「いえ違いますね)