「おい、おめえたち何?ひそひそ話しているんだ?「「うわあ」」
千明と前鬼は、米田の呼びかけに驚いてしまった。
「まあいいや、さくらと直哉すまねえが、二人に帝都の案内してくれや、いつ元の世界に戻れるかわからないみたいだからな」
「「はーい」」
「「「あの子は」」」」
「おや知っている子かね?」
「ええ、あの人は異界事変の時に見た事があるの」
フォンテーヌが。ワイズマンにそう説明をする。
「ええ、そうよ本来なら融合世界のようにいろんな世界と交流させて行って佐谷直哉の世界と7人世界と幼馴染世界のそれぞれの管理者がそれぞれに与える仕事をさせていき、最終試練をクリアする事で、初めてその世界の管理者が新たな世界の管理者になる筈だったの」
「「「「「「成程」」」」」」
「その計画の途中で米田健二つまり、原初の世界崩壊させた奴が7人世界に現れたの」
そしてトワは7人世界のとあるイベントのある部分をまなつ達と響に見せた。
「ええい、お前たちは一体何者じゃ?」
「「「私たちは、帝国華撃団空組です」」」
「帝国華撃団空組だと!!」
「一体空組とは何者じゃ?」
ミロクが、考えていると、少女の声が聞こえて来た。
「キャハおばちゃん私が手伝ってあげようか?」
「誰がおばちゃんだ、お前は何者だ?」
「私?私はね、イヨだよ」
「イヨだと、ならばその力を見せよ」
「はいはいじゃあ行くよ、出でよ降魔」
少女の声が消えた時、帝都に封印されていた魔の力の一部である降魔が、地上に復活した。
「ついに来たか、イヨ」
「あーーお兄ちゃん探したんだよ。こんなパラレルワールドに来ないでよ、お兄ちゃん達のせいだよ、この世界にも、歪みの欠片が、誕生したのは」
「パラレルワールドじゃと!!」
ミロクでは言葉で理解していても、その真意を、知ることは出来ずにいた。
その現実を、見た黒き叉丹と空組は、驚いていたが、花組と黒乃巣3幹部はこの状況を整理しきれていなかった。
「さくらお姉ちゃん気をつけて、今でてきた怪物強いから、もしかしたら光武では勝てないかも」
そしてこの状況を整理できる人物米田長官も驚いていた。
「馬鹿な!!降魔だと、あれは一馬の命を犠牲に封印したんだぞ!!」
「それが何故、封印が解除されていないのに、何故地上に現れやがったんだ」
米田は悔しがっていた。戦友の命を懸けて、施した封印が、解除されずに、姿を現わした降魔に。
「お父さんイヨが動き出しました。どうしますか?」
「桜花取り合えず、現状維持は何分くらい出来るかい?」
「現状の戦力で、持って4分くらいですかね」
「4分かならば桜花、ヤマトである程度の降魔を消滅させるぞ」
「「「了解です」」」
「波動砲発射ーーーーー」
そして突然現れた、砲撃によって、イヨが召還した、降魔はほとんどが消滅した。
「この世界は面白いね。真宮寺健二兄ちゃん」
「そうだな、俺もこんな世界を見つけることに、なるとは思わなかった」
「そうだね、それに私気に入っちゃた、双武改に乗る男の子を」
「え、僕の事?」
「そうさ君の事さ」
「イヨ貴様、直哉君をどうする気だ?」
「へえ君の名前は直哉君ていうんだ」
「君凄いね、その体に眠る物は、僕が触れてはいけない物だねだけど、僕君のことを気にいったから、僕と結婚しょう」
「嫌だよ僕には、もう将来の相手を決めてるから、君と結婚はしないよ」
「ふーん直哉君も、その女が、好きなんだね、なら今この女を殺しちゃおうかな」
イヨに、殺気を当てられたさくらは、余りの恐怖で何も出来ずにいた。
「あらら、この程度の殺気で、こうなるなら、この世界の為に私が、壊しちゃおうかな?」
「駄目だよそれは」
「どうして?君の守護者が、こんなんだから、この世界を私が管理するんだよ」
「それはつまり直哉君を、守ることになるんだよ」
「へっ」
「だから直哉君僕と来て、そうすれば君の大事な者を一度だけ助けてあげるから」
伊予の言葉に直哉の心は微かに揺らいだ。
「駄目よ直哉君、そんな言葉を聞いちゃ」
さくらは、恐怖心を抑えながら、直哉に言った。
「ああ、面倒だから、この手を使おうと」
直哉を不思議な力で操り直哉はイヨともに消えてしまった。
直哉とイヨが消えると、黒乃巣4大幹部も姿を消した。
そして、花組と空組は、空中戦艦ヤマトに乗り、直哉君救出作戦の話し合いをしていた。
果たして、救出作戦は成功するのか?」
映像終了
「これがその時の7人世界のイベントよ」
「この当時は原作イベント中でも平気で介入してたの」
「「「「ええーー」」」」嘘でしょう」
「まなつちゃん達これは本当だよ。私も時期は違うけど7人世界のイベントに幼馴染世界の直哉さん達が介入してたからね」
「「「「ええーー」」」」
「直哉、響さんの言った事は本当なの?」
「ええ、事実ですよローラさん」
「そしてこれが響さんさんが言っていた映像ですよ」
「そう言い直哉は映像を再生したのだった。