「そもそもメガビョーゲンを操る連中の目的は何なんだい?」
「直哉さん貴方はバテデモーダから聞きませんでしたか?」
「え・・・」
融合世界の直哉に聞かれ紫藤直哉は考える。
「やあはじめまして、二組の帝国華撃団の皆さん。自分は遥か未来から来ましたバテデモーダと言います。よろしく」
「「「「「「「「バテデモーダ」」」」」」」」」
二組の帝国華撃団は突然現れたバテデモーダに驚いていた。
「お前の目的は何なんだ?」
「それは地球を蝕むことっすよ」
「「「「「「「「地球を蝕むだってーー」」」」」」」」
「そうっすよやれメガビョーゲン」
「「メガビョーゲンメガビョーゲン」」
バテテモーダの言葉を理解している二体のメガビョーゲンがそれぞれの体内から赤黒の光線を出してその周囲の大地を赤黒く変色した。
「「うわあ大地が変な事になってるぜ」」
二人のカンナが同時に言う。
「バテデモーダこんなことして何になるんだ?」
真宮寺直哉がバテデモーダに聞く。
「確かにこちらの世界の地球を蝕む必要はないっすけど」
「おっと来たみたいすね」
「「なに?」」
「あ、あの時のあいつの言葉の意味は7人世界の地球ではなく融合世界の地球と言う意味だったんだな」
紫藤直哉は謎が解け納得する。
「はいそうですよ直哉さん」
響が融合世界の直哉に代わりそう答える。
「さてそろそろ本題に入りたいんですが良いですか?」
「ああ、すまない」
そして報告会が始まった。
「まずこの映像を見て下さい」
融合世界の直哉が映像を再生する。
「成程融合世界では、さくらさんがバテデモーダの妨害を突破して僕達が簡易ゲートを使い帝国華撃団の皆さんの所に送ったイベントですか」
「ええ、そのイベントなら中心世界で起きた事件でなおかつバテデモーダに協力要請するだけだし、再現できない?」
「あのトワ、確認なんですけど過去の紫藤直哉と紫藤なのはさんの試練中の役割はどうするんですか?」
「はっしまったそれも決めてないわ」
「直哉どうしよう?」
「僕に聞いても何も解決しませんよ。そう言う部分はレイさんとトワの管轄なんですから」
「それはそうだけどさ、少しくらい手伝ってくれてもいいじゃん?」
「嫌ですよ。今回に関しては僕は完全に部外者ですよね」
「それは・・・そうだよ」
「直哉は試練中は休息に当てて欲しいからね」
「それなら僕に意見を求めないで下さいよ。特殊遊撃部隊のメンバーは、試練にも参加するようにしますけど、でもあれを再現させるなら僕が連れて行ったメンバーが正解になるんですか?」
「そうねそうなるわ・・・そうだわクイズ形式にして過去の紫藤直哉に答えさせるのどう?」
「なのはさんに僕の代役のキャラを演じさせてそのキャラの思考を過去の紫藤直哉さんに考えさせて答えを出して貰うのですね」
「そうよ」
「正解は僕達がした事をすれば正解ですか」
「そうなるわね」
「わかりました。とりあえず現状の守護者には今の話の事を伝えますね」
「お願いね」
「そう言う流れの試練になりそうですね」
「ちょっと待ってくれ。どうして僕まで参加する事になってんだい?」
「ああ、それは・・・」
「トワ本当に良いんですね」
「紫藤なのはさんの試験に、過去の紫藤直哉さんも試験対象者にしても?」
「ええ、構わないわ今回の試験・・・なのはにとっては試練なのだけど、さっきレイに向こうに確認したら面白いから直哉も巻き込んでと言ったらしいのよね」
「あ、そうなんですね」
「そうなのよね私的には紫藤なのは嵩の方がイヨ達の海鳴市を流用して試練用のミニイベントを作ればいいから楽なんだけどね」
「ああ、成程」
「でも過去の紫藤直哉も参加させるとなると・・・必然的に融合世界で起きた事件を再利用せざるえないじゃない?」
「確かにそうですね。トワ僕達がラ・ギアスや神山さん達の時代に跳んだあの件も融合世界の事件として扱うんですか?」
「ええそうよ」
「ねえ、直哉試験的に使える事件は無いかしら?」
「メルクさんの希望らしいです」