「ああ、それは・・・」
ピーピー
その時直哉の通信機が鳴り、直哉が応対した。
「はい、ちゆさんどうしました?」
「直哉君大変よロレント地方にブンドル団が現れたわ」
「はっ本当ですかちゆさん?」
「ええ」
そしてちゆが今までの経緯を話し出す。
「絶対これが理由と言うのはわからないけど、ゆいさんの場合は飛鳥ちゃんから交代しての守護者の立場ではなく見習いだからまず特殊遊撃部隊の仕事に慣れる事を優先したんだと思うペン」
「成程ニャン。つまり俺達はゆいの為に別行動をしてるのか?」
「いえそれは建前なのでしょう。それをのどかはわかっているようですけどね」
「建前ニャン?」
「はい、本当にエステルさんとクローゼさん達に今回の件を話すだけなら私達が寝ている時に行けば解決する事ですからね」
「「そうだよ」そうにゃん」
「そう言われたらそうね、エステルさんも守護者の1人のわけだし別に直哉君が単独で動いても良かった筈・・・」
ピロロンピロロン
「何々この音」
「レシピッピがジェントル―に捕まったんです皆さん」
「「「「ええーー」」」」
「それってブンドル団がゼムリア大陸に現れたのゆいちゃん」
「ええ、そういうことになります。どうやってここに来たのかわかりませんが、行くよコメコメ」
「コメ」
「プリキュア!デリシャスタンバイ!」
「パーティーゴー!」
「にぎにぎ!」
「コメコメ!」
「ハートを」
「コメコメ!」
「シェアリンエナジー!」
「あつあつごはんで、みなぎるパワー!キュアプレシャス!」
「おいしい笑顔で満たしてあげる!」
そしてゆいはキュアプレシャスに変身し現場に向かった。
「私達も行きましょう」
「「「うん」」ええ」
そしてのどか達もキュアプレシャスを追いかけた。
「そして何とかレシピッピを助けたんだけど・・・」
「ああ、その報告ですか?」
「違うのその戦闘中に紫藤なのはさんと直哉さんが来たのどうしたらいいかしら?」
「またあの2人が来たんですか?」
「まったく好奇心旺盛すぎますよ。まあ本人達の世界が滅んでいるから関係なく動いているのなら・・・あの時の真宮寺直哉より質が悪いですね」
「さてと観光しながらゆいさんの日用品を買いましょうか」
「え、悪いですよ直哉さん」
「気にしないで下さい。ゆいさんこれは特殊遊撃部隊に協力してくれる全員にしてる事なので」
「でも・・・」
そして直哉が、ゆいの日用品を買う買い物をしていると悲鳴が聞こえた。
「きゃああ。降魔ーー」
「え、何何・・・きゃああ怪物だーー。直哉さんあれは何なんですか?」
「あれは、中心世界に存在する降魔と呼ばれる存在です。ゆいさん逃げますよ」
「え、直哉さん戦わないんですか?」
「ええ、今僕達は何も出来ません。ですが帝都を守る彼女達がいます」
「対降魔迎撃部隊の・・・」
「「「「「「「「帝国華撃団参上!!」」」」」」」」
「え、帝国華撃団何ですかそれ?」
「それについては避難してから話しますから避難しますよ」
「はい」
そしてゆいと直哉は避難をし、その後帝国華撃団の活躍で、降魔は撃退されたのだった。
「ここまでですけど」
「そう、なら教えてあげるわ」
「あいつがいれば恨みをはらそうと思っていたが、まあそれは後のお楽しみだな。今はこの世界の情報を集めることが先決だな」
「たくっ佐谷直哉として活動した記録が使えたら面倒な事をしなくていいのにな」
そう言って真宮寺直哉は融合世界の調査を始めた。
「とりあえずこの世界は自分の予想だと幼馴染世界の過去だと思うんだよな」
「漸く俺の時間だな。まず軽く降魔出したが、特殊遊撃部隊が出て来ると思っていたが、どうやら帝国華撃団とは別の組織のようだな」
「そして、ブルーがいないようだな」
「ただ大神さんが帝国華撃団にいなかったから恐らく大神さんは、巴里華撃団にいるんだろうな」
直哉とゆいを襲った降魔を指揮したのは、真宮寺直哉の裏人格の裏直哉よ」
「ええーー」
「どうして彼が?」
「まったくこれじゃ、自由に動けるぶん2人の方が厄介だな。はーー」