新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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米田一基と高村椿

太正15年10月某日・・・

 

大帝国劇場にて・・・

 

「あら支配人お出かけですか?」

 

「ああ、特殊遊撃部隊に用があってな最近帝都で起きている事件関連でな」

 

「ああ、帝都にあるお食事処が休業している件ですか?」

 

「そうだその件で俺だけが特殊遊撃部隊がやる実験の見届け人を頼まれているんだよ」

 

「ええ――支配人ずるいですよ、1人で面白い事をするなんて」

 

「馬鹿野郎!!俺は特殊遊撃部隊に頼まれて行くんだぞ」

 

「ええ――でも楽しいですよね?仕事でも」

 

「支配人を迎えに来るのは誰ですか?」

 

「ああ、それは・・・のどか達だが」

 

「それがどうかしたか?」

 

「響さんじゃないんですね。最初の頃は響さんが来てたので・・・」

 

「そう言えばそうだったな」

 

米田が椿に言われ、その時を思い出す。

 

「何だと‼そちらの子がわしらの中でのコードネーム天使の正体なのか?」

 

 

「ええ、一応そう言うことになってるみたいですね私的に天使なんて恥ずかしいですけど」

 

「そりゃすまなかったなお嬢さん。お嬢さんの名前は聞いていいのか?直哉?」

 

 

米田は直哉に確認する。

 

「ええ、構いませんよ。ただ彼女に関する情報はあくまで帝国華撃団内に留めておいてください」

 

「ああそうだな」

 

「もし直哉の言う通り元老院と賢人機関の中にノイズを使う奴がいるなら彼女に関する事は秘密にするべきだろうな」

 

そして響の自己紹介が行われた。

 

私は立花響、15歳! 誕生日は9月13日で血液型はO型! 身長はこないだの測定では157センチです」

 

「おいおいそんな個人的な情報は別に言わなくていいぞ」

 

「あ、すいません」

 

「響さんらしいんですけどね」

 

響は恥ずかしいらしく顔を赤くしていた。

 

暫くして・・・

 

「さてと僕達はそろそろ帰りますね」

 

「もし帝国華撃団の活動中にノイズや見たことのない敵が現れたら、さくらさんを通してこちらに連絡してくださいね」

 

そう言って直哉は席を立とうとしたとき米田に止められた。

  

 

「ちょっと待て直哉ノイズ以外の見たことのない敵がもうひとつ現れるのか?」

 

「ええ、少なくとももうひとつの敵は帝国華撃団になら倒せると思いますけどそうなった場合この星に大変な事になるので専門の医者に僕達の方から連絡できるのでその場合もさくらさんを通してこちらに連絡してくださいね」

 

「ああ、わかった」

 

そして直哉と響は大帝国劇場を後にした。

 

「あれからそんなに時間は経ってないんだがな」

 

「そうですね、でものどかちゃん達が、初めて大帝国劇場に来た時も大変でしたね」

 

椿がそう言いながら思い出す。

 

「ファーこれが大帝国劇場の演劇かあー」

 

「正直ここまでの演劇とは思わなかったわ」

 

「そうだねのどかにちゆっち」

 

公演終了後・・・

 

のどかとはちゆとひなたは大帝国劇場の支配人室に案内されて米田と話していた。

 

 

「「「ありがとうございました今回のチケットを私達に届けてくれたと聞きました」」」

 

「いや、これは君達への感謝なのだから気にしなくていいぞ。それよか君達は夏休みの最後の日をこんな時間になるまで拘束してすまない」

 

 

「「「いえいえ気にしないでください。むしろ今回の特別公演をタダで見せてもらいましたしこちらこそありがとうございました」」」

 

その時大変な事が起きた

 

ドーンガラガラガシャーン

 

 

「「「きゃああ地震だ」」」

 

「いかん、君達は机の中に早く」

 

 

「「「はい、」」」

 

 

それから数分後・・・

 

 

「凄かったねさっきの地震」

 

「大丈夫ですか?のどかさん達」

 

「あ、直哉君迎えに来てくれたの?」

 

 

「ええ、それもありますが3人に伝えないといけないことが起きたので」

 

「「「それは?」」」

 

「先程の巨大地震のせいだと思うのですけど暫くの間ゲートが使えなくなりました」

 

「「「ええーー」」」

 

「それ本当なの?」

 

「残念ですけど本当ですよ。ひなたさん」

 

「「やったーー」ニャン」

 

直哉の説明を聞いたひなたとニャトランは喜んだ。

 

「そんな事もあったな」

 

「おっと椿に捕まってる場合じゃねえ」

 

「行ってくる」

 

そう言って米田は大帝国劇場から出て行った。

 


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