「おいおいこれが祭りの規模かよ?祭りと言うからにゃ神社とかだけの一部で出店だけじゃねえんだな?」
「ええ、確かに昔はそうでしたが私達が知る祭りは、街全体でやるのが普通でしたから」
「そうか・・・時代と世界が違うとショックを受けるぜ・・・なんて言ってたかの」
「・・・もしかしてカルチャーショックですか?」
「おう。それだそれだ」
「ちょっと意味が違う気もするけど」
ちゆは米田の言葉をを聞き、心の中でそう呟く。
「しかしよこちらの世界の物価は帝都より高いんだが良く不満がでないな?」
「ああ、それは・・・こちらではお金の価値が違うので、そのせいで物を買える最低金額が50円からなんですよ」
!!
「なっ何だと!!50円だと――」
米田さんの時代では、まだ50銭と言う額がふつうでしたね」
「そうだぞ、円なんて相当買い物をしてやっとお目にかかれる言葉だぜ」
「成程それであの時大神さんがああ言ったのね」
ちゆがその時を思い出す。
「よーし皆、隊長に一撃入れて直哉に昼飯とプレゼントを貰うぞ」
「「「「「「「おーー」」」」」」」
「皆、大神さんを守って勝つよ」
「のどかちゃん達そこまで俺の心配を・・・」
「そうだね大神さんを守らないと、直哉っちの財布がピンチになるもんね」
「あらーーそっちの心配が優先か・・・まあ、彼女達がそう言うのもわかるな。直哉さんは俺達のすこやか市に滞在するのにかなりの金額を使っている筈だからな」
「俺も今回は直哉さんの財布を守るぞ」
「米田さん驚いてる所すみませんがそろそろ行きたいと思うのですが?」
「ああ、すまねえ」
「あ、ちゆちゃん」
「あ、のどか」
「げっのどか」
その時ちゆと米田はのどかとのどかの両親と合流した。
その後・・・
「貴方が帝国華撃団の総司令官の米田さんなのですね」
「そうですが貴方達は?」
「私達はのどかの親です」
「貴方達がのどかさんの・・・良い娘さんですな」
米田は話し出す。
「「米田さん舞台の掃除終わりました」」
「お疲れさんさんごちゃんにあすかちゃん」
「米田さん書類整理終わりました」
「いやあー助かった大神がいなくて溜まってる仕事が多くてな」
「いえ私達も泊めて貰ってますし」
「そうです」
「それに昔の道具も新鮮ですし使うと」
「それに米田さんも無理したら危ないですし」
「くうー君達はいい子だな・・・のどかは酒をやめろと煩いしよ」
「「「「あっ米田さん死んだかも」」」」
「へえ、米田さん・・・私をそう言う風に思ってたんですね」
「へっぎゃあああ。のどか様ーーー」
そして米田はのどかの説教により沈黙した。
「まあ、米田さんにそんな事したの?のどか」
のどかの母親がのどかに聞く。
「だってお母さん米田さんお酒を朝からずっと飲むんだよ。お酒はワシにとって命の水だと言って」
「あらそうなの確かに朝からお酒ばかり飲むのは健康上悪いわね」
「う、なんか嫌な流れだから行くか?ちゆさん」
「いえ、時間はあるのでまだここにいましょう。米田さん」
「ひい、おたすけをーー」
そして米田は花寺家の女性に怒られ、その後全員でひなたと直哉のいるお店に移動するのだった。