米田一基の異世界体験記4 米田の帰還
「ローズマリーさん。貴女の希望はわかりましたが、17番目のプリキュアの世界のプリキュアについて現時点でわかった事がありますので伝えますね」
「ええ――何がわかったの?」
「ええ、僕達が初めてウバウゾーを見た時に本来融合世界に来ないローズマリーさん達の流れが見えたんです」
「それによると、17番目のプリキュアの世界のプリキュアの人数が現時点で3人なんですよ」
「ええ――嘘でしょうーー」
ローズマリーは直哉の言葉に驚いていた。
そして時が進み・・・
夕方になり直哉とのどかは米田さんを帝都に送る為に中心世界に向かった。
中心世界帝都・・・
「いや―すまんなのどかと直哉すこやか市にある日本酒が美味くて飲み過ぎてしまった」
「まったく米田さん。花組の人達に秘密ですこやか市に来たのに・・・」
「これじゃあばれますよ」
「う、すまねえのどか」
「仕方ないですね。暫くそこの公園で酔いを冷ましましょうか」
「そうするか」
そして米田達はすぐそばにある小さな公園に向かう。
暫くして・・・
「ふう、大分酔いもさめたからお前達ともここで別れようと思う」
「え、でも・・・」
「お前達が大帝国劇場についてはいけないだろう?」
「それはそうですけど・・・直哉君どうしたの?」
「のどかさん米田さん。気をつけてください僕達は何者かに狙われているみたいです」
「「ええ――」何だと」
「来ます」
その時大柄の金髪の男達が複数人が米田を狙い行動を起こした。
「狙いは俺かよっと直哉とのどかは・・・連中に姿を見られていないのなら都合ががいい」
そして米田は男たちから逃げる為に公園を脱出した。
米田が公園を脱出した後の公園では・・・
「直哉君あの人達は一体?」
「恐らく・・・ヤフキエル事変関連のイベントの一種と思います。
「ヤフキエル事変と言うと真宮寺直哉君の世界で見たあれ?」
「ほうほうこれはいい機体だ、何より維持コストが格段に安い」
「ありがとうございます。これを機会に、わが社ダグラス社をよろしくお願いします」
「ああこちらこそだ」
こうして、帝国陸軍とダグラス社の軍事協力が、決定した。
「はいそうです。今はこちらでは太正15年の10月の下旬なので、ダグラス社が帝国陸軍と接触をしていてもおかしくはないですね」
「ただ・・・違うのは」
「今年も、色々あったな直哉」
「ええ、そうですねそうだ、支配人に言っておきますね、年明け位に、紫藤直哉さん達を呼びたいんですけど、いいですか?」
「真宮寺直哉の世界と違うのは、僕が帝国華撃団と強く繋がっていない事ですね」
「ああ、そっか、直哉君はあくまで桜花さんが、帝国華撃団の結成に関わってるけど直哉君はそういう部分はノータッチだったね」
「ええ、大神さん達を特殊遊撃部隊に期間限定で入れるのももさんや基本母さんの遺言と米田さんの希望でしたから」
「成程つまり今回の件がダグラス社によるのだとすると考えられるのは・・・」
「ええ、ダグラス社が独断で、米田さんと交渉をしようとしたんでしょうね」
「米田さん大丈夫かな?」
「そこは大丈夫ですよのどかさん」