「ああ、あれか」
「プリキュア!デリシャスタンバイ!」
「パーティーゴー!」
「にぎにぎ!」
「コメコメ!」
「ハートを」
「コメコメ!」
「シェアリンエナジー!」
「あつあつごはんで、みなぎるパワー!キュアプレシャス!」
「おいしい笑顔で満たしてあげる!」
「プリキュア!プレシャス・トライアングル!」
「オナカイッパーイ」
「ごちそうさまでした」
そう言ってカンナが思い出した。
「そうですよカンナさん」
「今回帝都に現れたウバウゾーを浄化出来るのは17番目のプリキュアの世界から来た和実ゆいさん達だけです」
「「「「「「「ええーー」」」」」」」「何だと――」
「ええ――ゆいお姉ちゃんもまなつちゃん達と同じ異世界から来たの?」
「実はそうなんだよアイリスちゃん」
「成程な、つまり3組のプリキュアの中で融合世界出身はのどかちゃん達だけで良いんやな、直哉はん?」
「ええ、それで良いですよ。紅蘭さん」
「それではここで3組のプリキュアについて話をします。まずのどかさん達のプリキュアからです」
そう言って直哉が映像を再生した。
「大神これは一時的にと言ったはずだ。わしとあやめが残るのは暴走を止めるためなのだよ。そしてわしとあやめ君が止める事が出来なければ、帝国華撃団を守れる事の出来るのは紫藤家の当主だけだ」
「何故なら、帝国華撃団を誕生させようとしたのは、前の紫藤家の当主による発案だったからだ」
「「「「「「ええーー」」」」」」」
再び帝国華撃団の隊員達が驚きの声をあげていた。
「わしや、あやめ君、そしてさくらの父親の三人は、前当主に協力者として帝国華撃団結成を準備をしていたとき前当主が死んだことによりわし達がその意思を継ぎ、帝国華撃団を誕生させたのだ」
「なら今回の特殊遊撃部隊に配属という事は本来あるべき姿になるのですか?」
「わしとしてもそう願ったが、現在の当主は一時的に帝国華撃団を預かるしか応じないと言うことで当主の部隊に配属という形になった期間限定のな」
「そしてこれ以降の事は紫藤家の当主に聞いて貰いたい」
「しかし、米田司令俺達紫藤家の当主と面識がありませんけど?」
「それは問題ないと思うぞ大神」
「はあ・・・」
「うわあ、懐かしいね皆」
「「「「「ええ」」」」だな」
織姫とㇾニ以外の花組が答える。
「それで米田さん、特殊遊撃部隊の事についてはどこまで言ってくれました」
「ああ、帝国華撃団が一時的に軍から離れて特殊遊撃部隊に配属されるというところまでだ」
「なるほどわかりました。帝国華撃団の皆さん。これから暫くの間ですが貴方達には、帝都以外に現れる全ての脅威と戦うことが特殊遊撃としてのたった一つの任務となります。」
「ちょっと待ってください。全ての脅威とはどういう意味ですか」
「言葉通りですよ特殊遊撃部隊管轄は簡単に言えば、融合世界の全ての守り手なのですから」
「「「「「「ええーー」」」」」」」
「あ、それ以外に友好的な異世界とも交流等もしていますがね」
「まさか俺達にノイズやメガビョーゲンと戦えということですか?」
「ええ、そうですよ、ただその二つが融合世界の脅威とは違いますけどね」
!!
「ノイズとメガビョーゲンはあくまで融合世界内部に存在する敵に過ぎません。僕達の今の段階の脅威は融合世界の外からくるので」
!!
帝国華撃団の関係者は直哉の言葉に驚いていた。
「この話を聞いた時は驚いたな」
「そうですわね後すこやか市に行った時のあれもですね」
カンナとすみれがそう言った後直哉がその時の映像を再生した。