「もしかしたらこのタイミングであの2人がダグラス社の社長を殺した可能性も出て来るわね」
「ダグラス社の社長が早く来日していてそれを2人が見つけ先走って殺したとそう言う事です?」
「そうよ」
「でも2人がそう言う事をしたのならトワとかにメルクさんから連絡来てもおかしくないのでは?」
「そう言われたらそうね」
「とりあえず前者が原因ならそれようにヤフキエル事変を少しアレンジするようにすれば済むけど、問題は融合世界ダグラス社の社長が後者の2人によって殺されたのなら最悪メルクに確認後、事実なら、幼馴染世界の紫藤直哉を変化させてダグラス社の社長にするしかないわね」
「ええ――そんな事をして大丈夫なんですか?」
「隼人叔父さんの前世の方ですよね?」
「ああ、それは・・・大丈夫よ融合世界に来た2人はIF の扱いになるから隼人の存在を脅かす事はないわ」
「そうなんですね」
「僕としては黙示録の三騎士の手によって殺されたと言う事実の方が良いですね」
「それは私もよ」
「とりあえずこの件は守護者にも秘密ですか?」
「そうね、レイにも手伝って貰うわもし後者が原因なら監視者の不手際で殺された事になるしね」
「トワ特殊遊撃部隊のこれからの事についてどうしたらいいですか?建前でブルーとブンドル団の幹部が帝都にいるので、帝都にいるんですが」
「ああ、その問題もあったわね」
「とりあえず、中心世界にいてねどちらにしろ急な変更は帝国華撃団の方にも守護者にしろ与える必要もないショックを与える事になるからね」
「そうですね確かに、帝国華撃団の方にはここで手をひかれたら帝国華撃団が消滅するとか言いそうですし」
「過去の幼馴染世界の2人が原因として考えているのなら飛鳥ちゃんと薫ちゃんにも手伝ってもらうんですか?」
「そのつもりよ。現状使えるものは使わないといけないと思うのよ」
「出来る事ならイヨやヒミコにも手伝って貰いたいくらいだもの」
「そうなんですね。原因による対処法が違うとそう言う部分での協力要請をするんですね」
「そうよ」
「直哉君まだ通信してるの?」
その時のどかが通信室に来た。
「どうやらとりあえずここまでね」
「そうですね」
そう言い直哉がトワとの通信を切った。
「あ、直哉君ごめんまだしてた?」
「いえ、話は終わってましたよのどかさん。ただトワの愚痴を聞いてたんですよ」
「ああ、成程・・・」
「トワのストレスもかなり溜まっていましたからね」
「それってやっぱりあれが原因?」
「ええ、僕も言いたくないですが・・・」
「僕としては直哉さん達の認識を正したいんですよ」
「7人世界と幼馴染世界は介入されて助けてくれてありがとうだったかもしれませんけど、融合世界にとってはただの余計なお世話で、余計な事はしないで欲しいんですよ」
「成程」
「こちらにしてみればレイやトワにも余計な仕事が増えてる状態で僕としても今回の件でトワ達にお願いするのは心苦しいのですが、僕があの2人の行動に対する決定権はありませんから」
「2人は管理者同士の決め事で決まったお客さんなので」
「それにこれは僕の勘違いかも知れないのですが、紫藤なのはさんは何者かに操られているかもしれないので」
「なっ彼は僕達がトワから聞かされた可能性について知っていて黙っていたのか?」
「そうよ、この一件に関してでもそうだけどこちらの直哉は自分で考えて融合世界や友好世界のバランスを壊すような事態が起きない限り介入は最低限にしてるし」
「まあ、似たようなものね。何故なら貴方達が融合世界での生活全て中継されてたのよ」
「「ええーー」」
「特になのはの私を融合世界の人間にしてと言う言葉にショックを受けたわ」
「・・・ごめんなさい」
なのはがメルクに謝る。
「トワ本当にごめんなさいね」
「いやいや謝るんだったら特殊遊撃部隊全員に謝って欲しいわ。そこの2人がこんな事をしなければ、歓迎会を開く準備もしていたのに」
「「そんなーー」」
トワの発言に驚く2人だった。
「どのみち融合世界に貴方達が行くのはもう無理よ」
「「ええーー」」
「「何でですか?メルク」メルクさん」
2人がメルクに聞く。
「当たり前じゃない貴方達が融合世界と友好世界の関係を壊しかけたからよ」
「それは・・・メルクがやってはいけない事を事前に教えてくれないからですよ」
もう1人の直哉がそう言う。
メルクがトワに聞く。
「それは無いわね。他の管理者ならその世界に起きてる事を簡単に説明するけど私は、そこまでしないわ」
「そうよね融合世界の直哉君はうちの直哉となのはがしつこくプリキュアの事を聞いても喋るのを渋ってたし少なくとも融合世界の直哉君達にとっては過去の幼馴染世界にもちゃんと配慮してくれてたから私も楽だったわよ」
「「ぐっ」」
「本当に私が行くまで自分達の力を隠すつもりだったのだから凄いわね」
「とまあトワはその時に言えなかった事を言ったので」