「だが、1対4で勝てるかな?」
「ついでに言うが7対4だぞブレント・ファーロング」
「なっ馬鹿な、帝国華撃団は陽動で、各地で戦っているはずだ」
「ああ、お前の策は成功したよ、だがなそれは、あくまでこちらの世界のだがな」
「どういう意味だ米田」
「お前さんは、俺と直哉の罠に嵌まったのさ」
「・・・」
「今真双焔武と、戦っている帝国華撃団はな、お前さんの計画を潰す為の俺たちの切り札なのさ、ブレント・ファーロング覚悟するんだな」
「おのれえええ許さんぞ、米田一基」
映像停止・・・
「この米田さんと話していた男性がヤフキエル事変の黒幕社長です」
「「「「「「「ええーー」」」」」」」」
のどか達以外の全員が驚く。
「あの人が・・・人は見かけによらないって本当なんだ」
みのりが呟く。
「そうですね。実際にそう言う話をしなければ好青年の社長のように見れますからね」
「そうね私もああいうタイプ好きよ」
「マリちゃん?」
「でも皆が驚くのはわかるかな?実際見た私達でも驚いたし」
「のどか」
「のどかっち」
「それでヤフキエル事変のその後はどうなったのよ?」
ローラが直哉に聞く。
「ああ、それは・・・」
そして直哉は映像を再び再生した。
「何故こんなに早く来れる?真宮寺姉弟」
「お前、米田長官から聞いたんだろ?」
「何?あの話は本当なのか?」
「ああ、そうだ俺たちは、並行世界からお前のくだらない野望を砕く為に、来てもらった」
「初めまして、ブレント・ファーロング、私は並行世界から来た、紫藤直哉と言います」
「何!!紫藤だと、卓と桜花の関係者なのか?」
「何故、お前が父さんと母さんの事を知っている?」
「ははは、これは傑作だ、あの二人が並行世界の住人とはな、そうだ良い事を、教えてやろう、お前の両親を殺したのは、この私だ」
!!
「なっ何だと」
「お前の両親は、我々の実験中に現れ、最初は、協力的だったが、二人は、我々を裏切った、その為殺したのだが、翌日には、二人に関連する物は全てこの世界から消えていた」
「そうかあの二人は、平行世界で死体で発見されたか、私も見たかったぞあの二人の死体をな」
「ブレント・ファーロング貴方が僕の両親を殺したのなら、何を使い殺しました?」
「それは勿論拳銃だ!!」
「成る程・・・直哉君こいつに聞く事は無くなりました」
「ブレント・ファーロングお前は、僕の両親を殺したと錯覚させられている」
「何だと!!」
「ついでにお前は、生きてはいけない人だ」
「何を言う、小僧が」
そして、戦いが始まった。
「おお――こういう形で最終決戦を迎えるんですね」
「まなつちゃん興奮したら危ないよ」
「さんごも応援しよう」
「あはは、まなつちゃん響さんみたいだね」
「そうね」
ひなたの言葉にちゆがそう答える。
「さくらちゃん大丈夫?」
「ええ、何とか」
「直哉君そっちはどう」
直哉は真双焔武に通信を送るが、答えが返ってこなかった。
「まさか・・・」
真双焔武の二人は気絶していた。そして、巨大ヤフキエルは、真双焔武を鷲掴みし握り潰そうとした。
「拙い、さくらちゃん二人を助けるよ」
「うん」
「「破邪剣征・桜花放神」」
桜花放心を放つが、桜武に乗る二人も消耗しすぎて、本来より弱い威力になり、ヤフキエルには聞かなかった。
そして、誰もが諦めかけた時、あの男が光武F2に乗って帝都に帰ってきた。
「直哉君、さくら君今助けるぞ」
光武F2は巨大ヤフキエルに、囚われている真双焔武を助ける為に行動を開始した。
「大神さん僕達も手伝います」
「君達は?」
「僕達の事は、千明さんや前鬼君から聞いてませんか?」
「ああ、思い出した、君達が並行世界のもう一つの帝国華撃団の方達ですね」
「ああ、わかった二つの帝国華撃団の指揮は、俺に任せろ」
ついに後にヤフキエル事変と言われるようになる事件の最終決戦が始まる。
「グルウオオ」
もはや巨大ヤフキエルに取り込まれたブレントには、自我は殆ど残っていなかった。
「さくら君、直哉君無事か?」
「「あ、大神さん」」
「二人共無事かい?」
「「大丈夫です」」
「なら俺たちで、決めるぞ!!」
「「はい」」
「狼虎滅却・古今無双」
「「破邪剣征・桜花爛漫」」
「グルギャアア」
大神と、真宮寺姉弟の必殺技をうけ、巨大ヤフキエルは、消滅した。
「「「「「「「おおーーやったーーー」」」」」」」
そして直哉が映像を止めた。