新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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直哉とトワの緊急連絡と結論前編

「え、希望僕達がですか?」

 

「ああ、直哉私達に力を貸してほしい」

 

「私達の世界はアルカノイズと錬金術師達と戦ってたんだが突如ワイズマンと名乗る男と夜叉と名乗る女が錬金術師と共闘を初めてな」

 

「何ですって、ワイズマンが・・・」

 

直哉とグレ響は奏の言葉に驚いた。

 

「ちょっと待って下さい奏さん。今僕達別の任務をしていて僕自身はこの世界から離れられないんですよ」

 

「そこを何とか頼むよ」

 

その時直哉と奏の間にグレ響が割り込んだ。

 

「そこまでにして貰うよ奏」

 

「何だよ響お前もちゃんと協力してくれれば・・・」

 

「陽だまりのいない世界なんて私は認めないし、お前達は何もしなかった」

 

「響君・・・」

 

「確かに結果だけを見れば響君の言う通り我々の手違いで未来君を殺したと言われても仕方がない。事実だからな」

 

「だが、友達や仲間を失ったのは君だけではない。我々も翼を失ったのだから」

 

「そんなの関係ない私には」

 

「その流れの話し合いが続いていて今の内にトワに連絡したんです」

 

「成程ね、直哉的には受けたくないのね?」

 

「ええ、正直に言えば・・・無事にヤフキエル事変が起きるまでの流れになるまでは、余計な事はしたくないですね」

 

「ならしなくて良いわよ」

 

「え、でも・・・」

 

「心配なら夜叉がいるならレイに頼んで新生帝国華撃団とこちらの響をそちらに行かせたら?」

 

「どうせワイズマンの事だから・・・」

 

 

「ちなみにその研究者は、アルバと名乗りませんでしたか?」

 

「何故響君が、その研究者の名前を?」

 

「やはりそうでしたか、ワイズマン自身の世界でも偽名でアルバと名乗っていたと特殊遊撃部隊の仲間がそう言っていたので」

 

「成程な」

 

「亜種型メガビョーゲンが出てからのアルバと名乗る研究者と防衛大臣の足取りはわかってますか?」

 

 

「あおい、どうだ?」

 

「司令大変です。亜種型メガビョーゲンが出現した時を境に2人が消えました」

 

「何だと!!」

 

あおいの報告に驚く弦十郎だった。

 

「恐らくと思いますけど・・・」

 

 

「やれやれ私は、グワイワルを連れて帰りたいだけなんだかな」

 

「仕方ない出てこい夜叉」

 

 

!!

 

 

「お呼びでしょうかマスター」

 

 

ワイズマンの体内から夜叉が出て来た。

 

 

「げ、何なんだあいつは」

 

 

「まあワイズマンもグレースと同じ事が出来たんですね」

 

 

「「ちょっアースあれは違うからね」そうですよ。僕とグレースさんはあんな主従関係じゃないですよ」

 

 

「フフ、わかってますよ」

 

 

「すまないが、夜叉プリキュア達の相手を頼むぞ」

 

 

「はっお任せくださいマスター」

 

 

そしてワイズマンはその場から消えた。

 

「この騒動中にワイズマンはこの世界でフィーネが作り出した亜種型メガビョーゲンの記録を見つけ、私達特殊遊撃部隊を足止めをする事が彼の目的かも知れません」

 

「本人は研究を中心にしてるわよ。そして錬金術師達には夜叉と降魔に任せてると思うから」

 

「確かにその可能性はありそうですね」

 

「でしょう。そして本来ならエステルと新生帝国華撃団を派遣する形で良いと思うけどグレ響があれだから、こちらの響と新生帝国華撃団に向こうのシンフォギア世界に行ってもらうのはどう?」

 


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